第18話

♠︎17
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2024/11/07 10:27 更新



テヒョンの言葉は

すぐに知ることとなる







支配人
「ユンさん、ちょっといいかい?」




(なまえ)
あなた
あ、支配人、おはようございます



マネージャー
「来週の撮影の話なんだが⋯⋯⋯」













─────────────────




[ 調理室 ]


(なまえ)
あなた
ちょちょちょ!!!
(なまえ)
あなた
ユ、ユジュン!!!
大変、大変⋯⋯
ユジュン
へ?なに?
(なまえ)
あなた
新作の料理、完成した?
ユジュン
いや、なんかさ、
ソースが違うんだよね
酸味が足りないというか、甘みかな⋯
ユジュン
いや、もうすぐできるんだ⋯
あと何かが足りない⋯
(なまえ)
あなた
ごめん、それ明日までにできる?
ユジュン
明日まで、無理だよ
だって今日練り直し始めたんだもん
(なまえ)
あなた
明日!!!!
明日来るの!!!!
有名な俳優さん⋯⋯
ヒョン、シク?さんと、
BTSのキムテヒョンが!!!!
ユジュン
えーーーーー!!!
来週って話じゃん⋯⋯
(なまえ)
あなた
早まったの ㅠㅠ
ここの新作を紹介できないと
せっかくホテルの取材が無駄になる!



シェフのユジュンは同期で、

フランスで修行を終えて今ではシェフの右腕だ

今回、ヒョンシクさんに食べてもらう

新作のコース料理のメインを考えている




(なまえ)
あなた
じゃあ、頼むね!


その後、パティシエのユナにも伝えて

とりあえず料理は準備できるだろう⋯⋯



その後、スイートルームを

取材する準備をして⋯⋯


え、2人になったてこと?

部屋はふたつ用意するの?


準備をやり直さないと⋯






支配人
「まさか、キムテヒョンさんの取材の準備で
食事に誘われていたとは知らなかったよ、
なんか、早まって明日来ることになったみたい
よろしくね」




わたしの知らないところで話が進んで

頭にハテナマークをつけながら聞いて、

その後テヒョンから電話が来て知った




ヒョンシクさんとテヒョンはどうもお友達で

来週の予定だったヒョンシクさんの撮影に

参加することになったらしい


出回ってしまった写真を収束させるために

早めて世間に出すという判断だったらしい


お仕事関係でした、と



それはそれでものすごく大変で

準備は夜遅くまで続いた


最後にユジュンの料理をみんなで試食して

シェフのオッケーが出たところで

無事に1日が終わった









ホテルは1日有名人の撮影でソワソワしている

わたしもいつもより早く出勤して、

部屋の最終確認と、ホテルの案内するための手順

他部署との最終準備を行う



ヒョンシクさんの撮影チームも到着し、

どこで撮影を行うか、その順番の話を進める







フロント
「早く、あなた呼んで!!!
ヒョンシクさん見えたよ!!!」



レストランでミーティング中、

スタッフの声で急いでロビーに向かう



ロビーに止まる大きなワゴン車


その扉が開くと小さく手を振って

ヒョンシクさんは出てきた



ヒョンシク
ヒョンシク
今日はよろしくお願いします、
あなたさん?



初めましてのはずなのに、

どうして、名前⋯



(なまえ)
あなた
今日はよろしくお願いします
部屋にご案内します..
ヒョンシク
ヒョンシク
いや、テヒョンもうすぐ来るから
ここで待っていようかな
(なまえ)
あなた
そうなんですね、
では、目立ってしまうので車の中で..
ヒョンシク
ヒョンシク
あなたさんもどうぞ?
(なまえ)
あなた
あ、いえ..ぇ、車にですか?
ヒョンシク
ヒョンシク
まあまあ、お話もしたいし⋯


肩に手を添えて

優しく、いや少し強引に車に連れ込む⋯



(なまえ)
あなた
ま、ま、待ってください⋯
わたし、仕事中で⋯








テヒョン
テヒョン
ヒョン?
ヒョンシク
ヒョンシク
あ、テヒョン
テヒョン
テヒョン
何してるんですか?



優しく笑顔を作っているが、

目が笑っていない⋯



ヒョンシク
ヒョンシク
違う、違うよ!!
テヒョンが来る前に話がしたくて?


テヒョン
テヒョン
だめですよ、
僕が一緒じゃないと



そう言ってさらっと間を割って

わたしの隣に立つテヒョン


テヒョン
テヒョン
あなた、大丈夫だった?
あのせいで嫌なことされてない?
(なまえ)
あなた
あ、うん⋯大丈夫、ありがとう⋯


急に現れるものだから、

ちょっと緊張してうまく顔が見えない⋯





支配人
「これはこれは、パクさん、キムさん
ようこそいらっしゃいました!
今日はたくさんおもてなしを用意してますので⋯
ユンさん、案内して」



(なまえ)
あなた
あ、はい⋯
どうぞこちらです


2人が中に入ると興味本位で

見に来たスタッフたちが歓声を上げる


ヒョンシクさんは優しくみんなに手を振っている



そして、案内の元、エレベーターに乗り込んだ



(なまえ)
あなた
お部屋は2つ用意しておりますが、
別々のお部屋で休まれますか?
ヒョンシク
ヒョンシク
いや、一緒にいるよ
話すことたくさんあるからね
ヒョンシク
ヒョンシク
いいよね?
テヒョン
テヒョン
うん、一緒で
(なまえ)
あなた
わかりました


そして、最上階に移動すると、

1番いいスイートルームに2人を案内する



ヒョンシク
ヒョンシク
もう言っちゃうの?
少し話そうよ


2人の案内を終えてわたしは次の準備に

部屋を出ようとするが、

中からの声に止められる


(なまえ)
あなた
⋯すみません、仕事がありますので
(なまえ)
あなた
撮影の準備が出来たら
迎えに来ます
必要なものがあれば呼んでください


ちらっとテヒョンを見ると、

あまりにも優しく微笑んでいるもんだから


つい、赤らんできてしまう...



部屋を出る瞬間、

出口の前にテヒョンが走って向かってくる





テヒョン
テヒョン
今日はずっと
あなたがついてくれるの?
(なまえ)
あなた
あ⋯うん⋯そうだけど⋯⋯
テヒョン
テヒョン
ヒョンシクヒョンとは
2人にならないでね
わかった?
(なまえ)
あなた
たぶん、大丈夫だと思うけど⋯
テヒョン
テヒョン
⋯じゃあ、また後で


テヒョンは自然な手つきで

わたしの頬を優しく撫でて手を振る



そんな、甘い笑顔⋯⋯






また、鼓動が早くなる





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