結構飛ばします
アシタカが、牛飼い達と食事をしていると、女たちが、やって来ました。
牛飼いの頭が言いましたが、女達も、負けていません。
女達が言ってしまうと、男達は、口ぐちに、話し始めました。
アシタカは、身を乗り出しました。
牛飼い達の、話によると、ナゴの守とは、この辺りの山の主だった、大いのししでした。
ナゴの守は、山をけずり、木を切ろうとする、人間を憎み、山を守っていました。
石火矢を使い、そのナゴの守を退治したのが、エボシだったのです。
山は、炎に包まれ、傷ついたナゴの守は、どこかへ、姿を消したといいます。
アシタカの村を襲ったタタリ神は、この、ナゴの守だったのです。
ナゴの守の、人間への恨みは、どれほど深かったことでしょう。
アシタカは、呪いをうけた右腕を、押されました。
食事が済むと、アシタカは、エボシのところへ案内されました。
エボシに言われ、アシタカは!右腕の痣を見せ、鉛のつぶでを、差し出しました。
エボシは、そういうと、大声で笑いだしました。
エボシは、アシタカを、タタラ場の外れにある、小さな小屋に、連れて行きました。
小屋の中では、身体中に、包帯を巻いた病人たちが、石火矢を組み立てています。
ドーン!荒れた山肌を、石火矢の光が、照らします。
闇の中に、不気味な生き物の姿が、浮かび上がり、わらわらと、逃げて行くのが見えました。森に住む猩々たちです。
エボシが呟きました。
1人が、エボシに石火矢を渡しました。
エボシは、その石火矢を、調べながら、アシタカに言いました。
アシタカが、思わず声を荒らげると、エボシは、静かに振り向きました。
アシタカの胸に、激しい怒りが、湧き上がると同時に、右腕がのたうち、ひとりでに、刀を掴みました。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。