第11話

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2020/06/11 15:22 更新
あなたside

今日は1日ぼーっとしてた


ふうは部活で、お父さんとお母さんは仕事だから

夜までずっと1人

電気もついてない暗くて静かな部屋のなかで

私は泣いていた


『グスッグスッ』


風雅「姉ちゃんどうしたの?」


ふと後ろからふうの声が聞こえて

急いで涙を拭った


拓也「風雅の姉さん大丈夫ですか?」


『ううん...!なんでもないよ!!』


ふうの前では強いお姉ちゃんでいたい

嘘ついてごめんね、ふう、拓也くん


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風雅side

俺たちは姉弟

それは紛れもない事実だと思っていた

きっかけは小学6年生の時の修学旅行のパスポート

俺の小学校は海外に行くからパスポートが必要になって

父さんと母さんに相談した

その時、俺は ”養子” だと聞かされた

姉ちゃんとは血が繋がっていない...

確かに俺は昔から姉ちゃんに何か特別な感情を抱いていた

その日まで、この気持ちがなんなのかよく分からなかった

でもその日、俺はこの気持ちが正真正銘の

”恋” だと気づいた

俺が養子だと聞かされた日、姉ちゃんは友達の家に行っていた

だからこの事実を知らない...

これからも言うつもりは無い...

この関係が崩れてしまうのが怖いから...

正直俺はまだ、姉ちゃんの事を諦めきれてない

だけどさっき悟ったんだ

俺はこれからも弟として姉ちゃんを支えていかなければならない...と



あなた...大好きだったよ


姉ちゃん、これからもよろしくね



さようなら...俺の初恋...






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