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第6話

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2025/11/23 07:53 更新


 物心つくころから、父はいなかった





 母にはよく
 「 お父さんは天国っていう所に住んでいるのよ」






 と、幼い私に教えてくれたけど






 父がほんとはどういう状況なのか4歳ながらに
 分かっていた




 今思えば、あの時の母は父が"いない"ことを
 自分に言い聞かせてたんだと思う







 だから娘の私が母さんを少しでも
 楽にしてあげようと決意したんだ













 そう誓った次の日から私は私を偽った







 勉強も運動も全て1位をとるように
 努力したし、恋愛や美容を我慢して勉学に励んだ
 




 そうやって少しでも母に負担をかけたくなかった





 友達も作ろうとしなかったし
 私の人生に必要なかった





 1人でいい





 そんな日々が3年続き、
 高校生になった時に人生が変わった
 





 そのきっかけが風花だった





 風花は私と違って明るく前向きな性格で
 友達も多い、そんな人だった




如月風花
 勉強も大事だけどさ、
 いっぱい遊んで楽しむことも大切 
 だと思うんだよね
如月風花
 それにあなたの笑ってる顔が 
 1番好きだし!


 その言葉でどれだけ救われたのだろう


 風花のおかげで今の私がいる


 


 だから、







 早く現実世界に帰って
 親孝行して、風花に会いたい






 なのに、






















不死川実弥
 お前、鬼殺隊に入れ 


あなた
 ………は、? 




 目が覚めたらいつの間に柱に
 スカウトされたのであった








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