からん ころん ッ ♪
仕事が終わった。背筋を伸ばし大きく息を吸う。
上司に残業を押し付けられなければ定時で帰れる。
うれしい 。
俺は普通の社会人。特別できることもない。
ただ生きるためにこの仕事を選んだだけ。
昔から少しだけ得意なことを選んだ。
デザイナーです☆
まぁ、そんなこんなで生きてるわけなのだが
平凡すぎてつまんない
なにか起きないかな〜なんて思いつつ今日は定時で帰れそうなので良しとする
んだこいつ、
帰れるって言うのに何の用だ
バー、なんでバー??
居酒屋で良くね??
なんて思いつつもお酒は好きだし
誘いに乗る
嫌ならさっさと帰るか一人で飲みやがれ
此奴が気になる店とかなんだよ
安いんかな…()
それとも1人じゃ行くの気まずいようなとこなんかな
ほんとこいつ呑気というか…
幼いよな 、笑
なんでそんな自信満々なの???
退勤時刻だったのもあり暗い夜の闇に紛れるような黒い建物
深い濃い緑の細く長いツタが伝い周りのネオンに混ざらない
魔法を纏ったような小さな光達
光の一つ一つが自分たちで心細く光っている
小さな立て看板には『本日のおすすめ』なんて書かれているがその内容は聞き覚えのないものばかり
これでは少々入りずらいのでは?なんて思いつつもどこか興味を引く外観なのは確かだ
からんころん♪
怯えてる小柄な金髪の子
舌打ちをして裏に行ってしまった高身長の青い子
一見唯一対応の優しいインナーが黄色いふっくらした子
ゲームに暴言吐きまくってるカワボの水色の子
無言で睨みつけるには似合わないかわいらしい髪の灰色の子
ため息みたく息を零しグラスを拭く筋肉質な赤メッシュの子












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。