第25話

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2025/11/03 22:47 更新







 ……さっきの出来事から、30分ほど。




 時刻は既に10時半になり

 目の前のあなたの名前、カタカナ推奨さんは普段の真っ白な
 ワンピースではなく、僕達王国のみんなが
 着ているような洋風の服を着用している。





 慣れない太陽の光が少し辛いみたいなので、
 
 フリルのついた可愛い日傘と
 国内で人気の日焼け止めを塗っておいた。







 …あと、これはあまり関係ないんだけれど
 

 僕と出かけるから〜って言って
 紫色のリボンチョーカーを首に付けて
 くれたのが嬉しくてたまらなかった

 ちょっと、デートみたいだな…
 なんて思ってしまったけど。




⠀ ⠀ ⠀
⠀ ⠀ ⠀
 …ふふ、かわいい 
⠀ ⠀ ⠀
 可愛い〜!!似合ってますよ! 





 黒の綺麗な外枠がついた全身鏡の前に立てば、
 嬉しそうに口角を緩ませる。




 目を閉じているので、
 僕達のような視界はしていないのだが

 その代わりに【 眼 】という能力を使い
 特殊な視界を使って見ているらしい





 
 全方位見れるし、国はだいたい見えると
 言っていたすごい能力なのだが……


 常に俯瞰視点でも、何故か自分は
 見ることができないらしい。

 


 だから、鏡を置いて一人称視点で見ると
 ようやく自分の姿が見えるんだとか





 視点が変えられるって便利そうだし、

 目を開かないので瞳が乾燥することがなく
 眠る必要が無いらしいので少し羨ましいと思う。





 はあ、仕事してる時「 今は寝たくない 」
 って思ったまま何度寝落ちしたことか……






 
⠀ ⠀ ⠀
⠀ ⠀ ⠀
 遊びに行っても、いい? 




 こてん、と嬉しそうな顔のまま
 首を傾けるので


 もちろん!と口から出るのは早かった。





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 お、行ってらっしゃーい! 

⠀ ⠀ ⠀
 楽しんできてね〜! 








 最後の仕事を終えたであろう2人が、
 大量の書類を抱えて階段を降りてくる。



 手を振り返して、



⠀ ⠀ ⠀
 行ってきまーす! 




 って元気に返せば

 気をつけてなー、と嬉しそうな顔で
 転送装置へ向かっていったので
 僕まで嬉しくなってしまう。







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 じゃ、行こっか! 



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 うん、楽しみ 






 子供を案内するように、
 癖で手を差し出してしまう。





 慌てて戻そうと思ったところで
 
 触れたら溶けて消えてしまいそうなくらい
 儚くて綺麗な、雪みたいに白い手が乗せられる。





 …こういう時に照れちゃうから、
 デートみたいに見えちゃうんだろうな……










 
⠀ ⠀ ⠀
 付き添いは必要ないですか? 





 階段を降りようとした所で、
 何冊か本を抱えているカンムリさんに会う。






 カンムリさん、最近いつもより仕事が
 増えてしまっているし…

 こういう時くらい休んでもらわないとだよね。




⠀ ⠀ ⠀
 大丈夫ですよ!! 
 今日くらいゆっくりしてください! 


⠀ ⠀ ⠀
 分かりました、
 楽しんで来てくださいね 


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⠀ ⠀ ⠀
 うん、ありがとう 




 また嬉しそうに笑う、あなたの名前、カタカナ推奨さんとカンムリさん




 2人ともお互いが嬉しそうだと嬉しくなるのだろう
 
 それにつられて、僕まで笑顔を浮かべてしまう。
 こんな幸せな流れを、今日もう何度した事だろうか


 それくらい、幸せみたいだ。










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 行ってきます、カンムリさん 

⠀ ⠀ ⠀
 お気をつけて! 







 

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