『……私のクラスにね、』
『濵田 朝光って人がいるんだけど』
『名前が物凄く好きなの、』
私がそう喋ってる時も
ちゃんと目を見て聞いてるアサヒ
…人間みたい、ㅎ
『…だから、貴方もアサヒって名前ね』
🐱「………」
あ、あれ…
気に入らなかったかな、、
『…流石に気持ち悪いかな、』
クラスの子の名前が好きって理由で
自分の猫に付けるのはおかしいかな
🐱「……にゃっ、」
『……え、笑っ、』
い、一瞬……笑顔にならなかった、?
気のせい………?
いや、そんなわけ、、
『……でも、ありがとう』
『気に入ってくれたんだねㅎ』
撫でながら目を瞑ると
誰かと一緒に寝てる気分になって
意外とすぐ眠ることが出来た
‥
『……ふぁ、、、』
『アサヒおはよう、、』
🐱「にゃー」
『お腹空いたでしょ、ご飯出すね』
翌日の朝
私に抱きしめられながら寝てたアサヒは
私が起きれば一緒に起きる。
リビングでご飯を出すと
よっぽどお腹空いてたのか
がっついて食べてた
『そんなにお腹空いてたの~?ㅎ』
『ゆっくり食べなね、』
背中を撫でながら
同じクラスのアサヒくんに
言ってるみたいだなって
思っちゃったりして、ㅎ
『…アサヒくんね、』
『いっつもヘッドフォン付けてるの』
『あ、休み時間ね?』
私がそう話し出すと
アサヒの顔がこっちに向いた
『…聞いてくれるの?ㅎ』
🐱「…にゃ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。