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第2話

友達の形
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2025/11/25 08:19 更新




最原終一
うっ…
王馬
 …… 



駅のホームの端っこで、口元を押さえてしゃがみ込んでいる1人の男の子がいた。




周りの人は皆んな知らないフリをして通り過ぎて行くだけ。
なんとも当たり前で普通の光景だ。




誰も彼を助けるだなんてしない、面倒事に巻き込まれたくないからだ。
僕も知らないフリをして、周りの人間と同じように素通りしようと思った。




思ったのに、気が付いたら声を掛けていた




王馬
あの…大丈夫ですか、?
最原終一
 ……? 




緊張で声が裏返ってしまったのが少し恥ずかしいが
そんな事すら気にならないくらい、とても整った中性的な顔立ちが視界に入った。




息を飲んでしまうほど、整った顔立ちに目が離せなくなる。
同じ人間だというのに此処迄顔立ちが変わるものなのだろうか?そんな疑問が浮かび上がる。



血色の悪い真っ白な肌に、紺色がかかった黒髪に黄色の瞳に下睫毛が特徴的な
顔のパーツが全て整った中性的な美少女がいた。



汗を掻きながら顔色を悪くしながら苦しそうに息をしている。



王馬
あ、あの…何かありましたか?
最原終一
あ、え…




目の前の女の子は目をキョロキョロさせながら俯いている
僕は鞄から新品のペットボトルに入った水を取り出して女の子に渡す



王馬
いりますか…?
最原終一
……え、?




目の前に出されたペットボトルに女の子は目を白黒させている



最原終一
く、くれるんですか、?




そう言い俯く女の子に頷けば女の子は恐る恐る手を伸ばしペットボトルを手に持った。
女の子はペットボトルのキャップを開けると飲み出した




最原終一
あ、ありがとう…ございます
王馬
い、いえいえ




顔色は先程よりかはマシになったのが見て伺える




そんな時、鞄についているキーホルダーが目に入った




王馬
あ…すっごくレアなモノクマだ
最原終一
へ…?




しまった、好きな作品のキーホルダーを付けてるのを見て思わず口に出してしまった。
女の子も少し目を見開いてるし、変な感じだったかな




そんなことを考えていると女の子が僕の手をガシッと掴んできた。
手には少し汗が滲んでおり、女の子の瞳孔は開かれている




最原終一
き、キミッ!!!ダンガンロンパ好きなの?!
王馬
え…?




先程まで体調が悪そうな姿のは裏腹に興奮気味の声色で僕を至近距離で見つめてくる




最原終一
ぼ、僕もダンガンロンパ好きでっ、!!
王馬
え、あ、あのっ、?
最原終一
それにこのモノクマのキーホルダー知ってるって事は古参だよねっ、?!
王馬
、???




興奮気味に話しだす女の子に僕は困惑するしかなかった









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