第35話

向日葵のような人
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2024/10/05 14:16 更新








あなたside











ほんとにもう死ぬのかと思った

これまでも何度も死にそうな思いをしていたけれど、今回のは割とキツかったし、ほんとに走馬灯が流れた

いや、まぁ、犯人に向かって、こう足をバーンってやったり?手をバーンってやったら

いつの間にか犯人伸びちゃってたけど。

そしてそれがいつの間にかお巡りさんがやったということになっちゃってるけど、まぁいっか()









それにかずくんにも再会しちゃうし、何だか今日はいろんなことが起こる日だなぁ、




そんなことより!いやそんな事じゃないんだけども、

久部くん、いつまで私のことを抱きしめてるんだい??










『…久部くん?おーい、久部さーん』



久部「なんですか」



『いや、いつまで、こーしてるのかなぁと』



久部「……す、すすすみません!あ、いや、あの心配で!今のは俺が俺じゃなかったと言いますか、勝手に体に触ってしまいすみませんでした」



『ふはっ、いいよいいよ!久部くんのお陰で安心した!ありがとね』



久部「いや俺は何も、」








頭をポリポリかいて気まづそうにしてる久部くん


久部くんは体を触られても不愉快じゃないから全然いいのだよ

つい先日のミコトと夕子との女子会飲みにての議題
【知り合い、男友達、彼氏候補の段階の踏み方について】という話だった





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東海林「私思うんだけど2人で飲みに行く=好意があるじゃないからね」



三澄「うわそれめっちゃわかる。普通に話すことがあって行くのだってあるし、ふつーに友達だし」



『なんで異性と2人ってなると恋愛関係が生まれるとかの理由がわかんないよね。私は男女の友情は成立する派だからなぁ』



東海林「でもさ?友達だと思ってて、相手にデートに誘われたらどうする?今まで飲み会とかドライブも2人でしてきたけどそういう雰囲気は無かった。

けどある日メッセージでデートに行こうって誘われました。顔はイケメン。性格も良い人だけど、今まで友達としか見ていなかったっていう設定ね」



三澄「うわーきわどぉ、」



『自分が不愉快に思わなかったらデートには行くかなぁ?1回は考える』



東海林「あーまじぃ?私無理かも〜」



三澄「んーー、そのデートには行って私の中にそういう感情が一切湧かなかったらやんわりと離れてくね」



『あ、同じおなじ。
でもさ私思うんだけど。触れられて不愉快がなかったら、そういう目で見れると思うんだよね』



東海林「あー、例えばだよ?坂本さんに肩とか触られたらどう思う?」



三澄「『…嫌』」()



東海林「中堂さんは?」



『うわー微妙!だって解剖中に肩とか触れることなんてある事だし。嫌って思ったことないなぁ』



三澄「うーん、、、微妙」



東海林「んじゃへっぽこ六郎は?」



『あー私全然嫌じゃないかも』



三澄「私も!久部くんは弟ポジだもんね」



『うわぁ久部くん可哀想、弟ポジだってさ夕子』



東海林「いや多分弟ポジとか彼氏ポジとかそんな所で捉えられてない方が可哀想だと思う」



『え?なに?』



三澄「まーったくだね」



東海林「ね。ほんと可哀想」










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なんて会話を思い出していた

久部くんはミコトのこと好きだもんね〜

わかるわかるミコト可愛いもん!私は久部くんの恋を応援するぞー!




という気持ちを込めて久部くんの頭をくしゃくしゃ撫でといた









久部「…手、」



『え?あー、やっぱりちょっと怖かったんだよね
気持ちは落ち着いてるから大丈夫!しばらくしたら治るよ!』



久部「手、握ってていいですか」



『へっ』



久部「震えるのが収まるまで。俺が傍にいます」








私の右手は簡単に久部くんの左手によって包まれた


へっぽこ六郎くんの名称が今日で一気に崩れたな

久部くんってこんなに頼もしいっけ。



周りにミコトや夕子が居ないからだろうか、男らしい久部くんに少なからず動揺してしまった





奥の方から毛利さんがすんごい顔でやってきたので私が手を離そうとすると久部くんは名残惜しそうな顔で渋々手を解いた








毛利「くーべぇさん!?貴方!今あなたの名字さんに近づいてましたね!?」



久部「いや、あー見間違えかと」



毛利「刑事を舐めないでください!視力検査も毎回C、Bです」



久部「いや微妙じゃないですか」



『どちらかというと低い方』



久部「あれですよね。学校で微妙なラインにも関わらず眼科に進められるあれ」



『あれねぇ、やだよね。みんなの前に立って上とか下とか言ってくやつ』



久部「俺なんてメガネかけてるから目悪いって周知の事実なのにわざわざあそこで目悪いと再確認されて謎でしたよ」



『私その視力検査の紙の方向暗記してたよ』



久部「いや待ってそれはおかしい笑」



毛利「だすっ!距離感!近いって!
あと普通に私の話を無視するのやめてください」










久部くんとか毛利さんとか、UDIの人達と話してるとほんとに心の中が和やかな気持ちになる

さっきまでめちゃくちゃ怖かったのになぁ
恐怖心が段々と薄れていく




私はほんとに巡り会えてよかった


毛利さんと久部くんが話してるのをしらーっと聞いてると突然私の前に白いでかい人が立ちはだかった








『うわっ』



伊吹「ああごめんなさい!驚かせるつもりはなかったんだけど」



毛利「ちょっと伊吹さん。あなたの名字さんは慎重に扱ってください」



伊吹「ねぇねぇ〜!毛利さんの何?好きぴ?」



久部「…好きぴって、」



毛利「何なんですかそのアホそうな言葉は」



伊吹「アホそうって!失礼な!!」



『あっかずくんの相棒さん?ですよね』



伊吹「そうです!伊吹藍!!」



志摩「おい伊吹!!お前はっ!変に絡むな馬鹿!!」



『ふはっかずくんなんか変わったね。丸っこくなってる』



久部「え?なに?かずくん?ねぇあなたさんどういう関係?」



『ん?元彼』



志摩「ぶぁっっ、お前そういのはふんわりと言えよふんわりと!」



『ふんわりってなに?昔そういう関係だった人って?そんなこと言ったら余計ややこしくなるじゃないですか』



志摩「だからもっとこう、ふわっと、あるだろ」



『ないからー別に言って困るもんじゃないでしょ』



志摩「いやこいつが」



伊吹「へぇ〜??」



志摩「ほらみろ!こんな顔してるだろ!!」



『さっきから伊吹さんそんな顔してましたよねー?』



伊吹「ねー!」



毛利「ちょっっっと!ねーじゃないんですよねーじゃ!なぁに仲良さそうに言い合ってるんですか!皆さん一応被害者ですから!」



『一応ってなんですか一応って』



毛利「だってあの犯人伸ばしたのあなたの名字さんでしょ」



『うわぁバレてる。』



毛利「犯人目覚めて自供しましたから。あんな怪力女だって知ってたらストーカーしなかったって」



『いや!あれは、こうたまたま?腕が当たっちゃったんです』



志摩「変わってねぇなぁ、ほんと」



『…おわ、笑った、』









志摩一未




いつもはキリッとしている目もつり上がってる眉毛も

下に下がってくしゃっと笑うその顔が好きだった


かずくんとは地元が同じで家が近くて、幼い頃は近所に住む面倒見の良いお兄ちゃんだったけど

こっちに来て再会してからその可愛らしい笑顔と男らしい性格に惚れた

かずくんの職業は理解してるつもりだった。


けど何回も何十回ものようにドタキャンや遅刻を繰り返されてしまったら若い頃の私は溜まったもんじゃなくて、私からそのまま別れを選んだ

円満に別れられたと思う。

話し合いをして私が思ったことをぶつけただけだけど











志摩「はぁ。そんな顔で見るな馬鹿」



『へへ』



伊吹「えっ、なに志摩ちゃん照れてる!?」



志摩「うっせ!俺らは戻るぞ」



『あっ、かずくん』



志摩「これ。俺の名刺。裏の番号追加しといて」



『うん!わかった!』



伊吹「ひゅ〜!志摩ちゃんやるぅ!」



志摩「うるせぇよ。戻るぞ」











わー、スマート

あの時も大人なかずみくんだったけど今は歳を重ねてかもっともっと大人っぽいよ

多分こういうところも自分との差を感じて距離が離れちゃったんだろうな




また話せるだろうか、
手の中にある名刺を眺める


警視庁 4機動捜査隊、?


あ、ニュースで見たやつだ。夕子さんが隊長がお綺麗ーって言ってたから覚えてる



今日家に帰ったら連絡先を追加しよう

多分、あっちから連絡をくれることを祈って


またご飯を食べれたらいい。そして思い出話に浸れればいいな













久部「…えぇぇ」



毛利「いやいや、貴方も人の事言えませんよ。ちゃっかり抱きしめたりしちゃって。私が警察官じゃなかったら私も抱きしめてますよ」



久部「うわぁ。東海林さんとミコトさんに言います」



毛利「待ってそれはいろいろ怖いからやめて??」



久部「あなたさーん?ほら帰りましょう?」



『あ、うん!今行く!』


















アンケート

誰と結ばせたいですか??💖
久部六郎
30%
毛利忠治
6%
志摩一未
64%
投票数: 359票

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