敦君の入社試験終わり頃から始まります
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中島敦 side
僕は今、家財道具の買い出しを終え、お店で探偵社の方々と一息ついていた。
するとさっきの試験で爆弾魔役をしていた人に机をバンッ、と頭と手をつけ、僕に謝った。
聞くと、試験での事について申し訳なく思っていたようだった。
あれ、意外と良い人だこの人……。
国木田……さんは、お茶を1口飲んだ後、申し訳なさそうな顔をするオレンジ髪の人に言った。
そう言って太宰さんは眼鏡を押さえるような仕草をする。
国木田さんは席を立ち上がり、太宰さんへ怒る。
賑やかな人達だなあ。
太宰さんと国木田さんが喧嘩……いや、国木田さんが太宰さんに対する説教を始めると、さっきのオレンジ髪の人が声を発した。
オレンジ髪の人は谷崎さん、というらしい。
そして妹さん…?も居るらしい。
やっぱり兄妹には……見えない…ような……
そう思っていると、国木田さんの手が僕の肩に乗った。
そしたら国木田さんは、目で
「こいつらに関して深く追求するな!」
と言ってきた。
あ……はい。
太宰さんと国木田さんがまだ来ていないらしい人の話を始めたので、なら暇つぶしに、と探偵社の方々の前職を聞いてみることにした。
そうすると見事に皆黙ったので、何か間違っただろうかと僕は少しばかり焦っていた。
成程……だから皆さん黙っていたんだ。
なんか納得……って云ったら投げられるな。
僕の脳内には
「ここはxの累乗を使うに決まっているだろう!!!」
と云う国木田さんが居た。
ニコ、と笑みを浮かべて此方を見詰めてくる太宰さん。
想像もつかん……!
僕は飛び上がった。
七十万。
七十万だぞ!!
駄目だ、やっぱり想像がつかない。
Murder君。
太宰さんにそう呼ばれた人は、フードで顔がよく見えなかった。
Murder?さんは、僕を指さしてそう云った。
僕を少し見詰めた後、Murderさんは太宰さんの方へ向き、太宰さんの前職について質問をした。
そう云って太宰さんは立ち上がった。
この人の過去は未知だ、本当に想像がつかない。
探偵社の中。
一人の女性の前に、僕や太宰さんといった、さっきのメンバーがずらっと揃っていた。
谷崎さんが話し始め、依頼の内容を詳しく聞こうとすると
太宰さんが女性の手を取りそして
と、太宰さんが言葉を続けようとすると、
スパァァンと国木田さんが太宰さんの頭を叩いた。
いい音したな……。
太宰さんはそのまま国木田さんにずるずると引き摺られて部屋を出ていった。
去り際に
心中〜ちょっとだけでいいから〜
と云っていたが女性はそれを横目に話を続けた。
女性はお茶を飲みながら話を進めている。
そうすると国木田さんが部屋に入ってきて、密輸業者だと断言した。
と国木田さんは云うが、正直僕には自信が無い。
探偵社員としての初仕事。
僕は緊張していた。
谷崎さんもナオミさんも居るが、それでも不安は消えない。
そんな僕に国木田さんが声を掛けてきた。
国木田さんは手帳から一枚の写真を取り出し、僕へ見せてくれた。
Murder side
探偵社の新人、中島が依頼の方へ行った後、俺はすぐうずまきに戻ろうと思ったが太宰に止められた。
その結果、俺は今、寝転んだ太宰の背中の上で本を読んでいる。
国木田は掃除をしている。手伝う気は無い。
俺はそんな国木田を無視し、太宰は国木田に片手を振る。
と、国木田がブツブツ云っていると、痺れを切らしたのか太宰がつけたヘッドホンを取り上げ叫んだ。
叫んだ国木田をものとせず、太宰はヘッドホンを取り返しこう答える。
太宰からヘッドホンを借り、早速耳につけてみると
そこから少し時間が経って。
太宰が体制を変えたせいでソファの端へ追いやられた俺は、完全自殺という本を読む太宰を横目に推理小説を読んでいた。
太宰がいきなり目を思い切り開けた。
国木田が目を向けたソファには、もう誰も居なかった。
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主出し失礼します。
Murderさんが探偵社員となり、少し落ち着いてきたので……
別のクロスオーバー作品を作ろうかと(というかもう作ったのですが())
というのも、私結構鬼滅の刃が好きでして。
昔は登場人物の年齢誕生日フルネーム体重身長全て言えたくらい好きなんですけれど(お陰で親には限界オタクと言われたり)(もう今はあまり体重身長とか覚えてないんですれけども)
そしてこのプリ小説で鬼滅の刃とUNDERTALEのクロスオーバーを見た訳なんですね。
それがとっっっっっっっっっっっっっっっても面白くって。
妄想が止まらなかったものなのでもういっそ作ってしまえと脳内が言ったので
作ります(作りました())
お話はまだ出来上がってはいませんしまだ非公開なのですが……
このお話の主人公であるMurderさん。そして後もう二人(二骨?)が主人公のお話を考えてます。
お話が出来次第またこういう場で宣伝致しますので見て下さい!!!!!!(欲望が滲み出ている)
そしてお気に入り15!!!!!15!?!?!?!?リアルで声出ました(近所迷惑)
本当ありがとうございます……!!!!!
以上です、では〆で。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。