第69話

番外編 5 続き
2,287
2024/05/25 14:44
あ、そうそう

デイリーランキング最高順位が41位ぐらいだったのが、28位まで上がりました!

今でもたくさん読んで頂けてるようで嬉しく思います。

ありがとうございますm(_ _)m

仕事もプリ小説も、無理のない範囲で頑張ります!
今日は学校を休ませてもらって、家に1人


北斗達や風磨達は信じてくれると思う…

けど、先生はどうなんだろう

俺ら子供じゃどうにもならないから信じてくれるか分からないし

家族に嫌われる事よりあの件の方がよっぽどトラウマだから


樹『…いい方法、あるかな』


調べても周りの大人とかに相談とかが主だと思うけどね…

…証拠?

そうか、虐められてる証拠があれば信じてくれるよね?

録音でいいかな…それとも動画の方がいい?

でも、動画はどうやって撮ればいいんだろう…

今、色んなの売ってるんだね

ペンにカメラが着いてたりメガネに着いてたり

ペンとかメガネなら身に付けてても自然だからバレないよね?

…よし、買っちゃおう

ペンの方がいいよね?

メガネは殴られたりしたら壊れちゃうかもしれないし

当日配送…うん、今だけだよね?

…これでいけるはず

皆、信じてくれるよね?


荷物は優にぃ達が帰ってくる前に届いて、動作確認もちゃんとした

使えなかったら意味ないもん

明日は学校に行こう

どうせ呼ばれるだろうから


そして、案の定、放課後に呼び出された俺

校舎裏に着く前に、ペン型の隠しカメラをセットして向かった

彼奴らは撮られてる事に気付かずに、昨日の分とかそんな事言いながら俺の事を殴り蹴り続けた

このカメラ、撮れる時間決まってるからそれが過ぎれば自動的に落ちるようになってる

勿論、それまでのデータは残ってるよ

この日は何とか耐えて、カメラを止めた

時間見て規定の時間じゃなかったから

でも、至る所が痛い

前殴られたところとかも殴ってきたりしたから


樹『…ッ、グスッ』


辛いものは辛いよ…

📞トゥルルルルル…


北斗「樹?どうしたの?というか、今何処?」

樹『…ほくッ』

北斗「…樹、泣いてるの?」

樹『ほくッ、痛いよッ、助けてッ』

北斗「…何処にいるの?」

樹『グスッ、学校ッの校舎裏ッ』

北斗「…わかった、すぐ行くから待っててね?落ち着いて、大丈夫」

樹『んッ…』


…やっと言えた

俺、頑張ったよね?

…褒めて、くれるかな?それより怒られちゃう?


電話して数分後


北斗「樹!!」

樹『…ぁ、ほく、ほくッ』

北斗「怖かったねッ、もう大丈夫だからね?」

樹『怖かったッ、でもッ、じゅり、がんばったんだよ?』

北斗「ん?」

樹『がんばって、しょうこのこしたのッ、こわかったけどッ、しんじてくれるかわかんなかったからッ』

北斗「ッ…うん、うんッ、頑張ったねッ、樹」

樹『グスッ、(இдஇ`。)』

北斗「お家帰ろう、それでしばらく学校休もう、あとはやっとくから」

樹『グスッ、ほく』

北斗「…寝てもいいよ、優にぃに車で待ってもらってるから」

樹『…んッ、ごめ、ね…』


北斗、褒めてくれた

頑張ったねって言ってくれた

良かった…優にぃたちも褒めてくれるよね?

次、目を覚ました時には家に居た

怪我の手当とかもされてた時は、病院みたいって思っちゃった


その後、北斗達にちゃんと今回の事を説明して

証拠の動画も、やり方だけ教えて俺が居ない時に見てもらうことにした

もう少し早く言いなさいってたいにぃにはちょっと怒られちゃったけど、頑張ったねって褒めてくれたよ

いつの間にか知らないけど、北斗から風磨達に伝わってたらしくメッセージと電話がたくさん来てた


樹『…俺、愛されてるな』


その言葉は誰にも聞こえることはないけど、そう実感した日になった


そして、俺はしばらく学校を休んでその間に優にぃ達が全部おわらせてくれたらしい


今は、北斗と風磨達と楽しく学校に通ってるよ


まだまだ、正直に言えない時もあるけど

ちゃんと待ってくれてる、それが俺の中では凄く安心する

頑張るから、俺


樹『…大好きだよ
これにて、番外編5は終わりです!

リクエストありがとうございました!


そして、番外編のリクエストが現在ありません。

早くて3日遅くて1週間以内に、リクエストがなければ

『僕はいらない子?』は完全に完結したいと思います。

基本なんでも構いませんが

ハピエン後の設定かハピエン前の設定かがハッキリして頂ければ大丈夫です。

プリ小説オーディオドラマ