第51話

3章9話 虚無で終わるカンタービレ
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2026/03/02 13:07 更新
まだ、たくさん奏でたかった。届けたかった。彼達に。

綺麗事ではあるけど、私が…
        少しでもいいから希望になりたかった。




小さい頃からコンクールで多くの記録を残してきた。
テレビにも出てた。だから、小学校の後半や、
中学には行ってなかった。……そのせいで、追いつけないこともあった。そういう所は、祖父母や、母親が支えてくれた。



そういえば、皆覚えてるのかな。ーー財閥って。昔、ほんと昔。それこそ私達が6~7歳。小1くらいの時。ダンガンロンパで革命を起こした人が居るらしい。…ほんと、曖昧な言葉の記憶だけど。でも、そいつの顔だけは覚えてる。だって……“そこにいたから”きっと…、皆の近くに、普通の顔して立ってるよ。
異常者って、昔は散々色んな人から言われたなぁ〜

ん?例えば?う〜んとね、教師…クラスメイト…医者…親族…あと親…?
あ、今“友達が入ってない”って思ったでしょ!!……その時の私には、トモダチって言える人なんて、居なかったんだ。だって、話なんて通じないし。別に私は一人でもいいんだよね〜、だって、お兄ちゃん居るしって感じだし♪
月夜 瑞希
月夜 瑞希
あ、
真海 翠
真海 翠
あ?なんか言ったか?
夜坂 月陽
夜坂 月陽
喧嘩腰になるのはやめておけよ…?
月夜 瑞希
月夜 瑞希
前見つけたいいもの…使えるかも。
瑞希はそれだけを残して、何処かへ去って行った
真海 翠
真海 翠
って……おい!?瑞希…!?
夜坂 月陽
夜坂 月陽
瑞希…何考えてるんだろうな…。と、言うか…前見つけたいいものって…なんかあるのか…?
真海 翠
真海 翠
いいもの…さぁ…?
少しした後、瑞希が帰ってきた。
月夜 瑞希
月夜 瑞希
ただいま。ほら、これ。
瑞希が取り出してきたのは、分厚い…本…というかファイルに近い物。色は黒で…タイトルには“希望ヶ峰学園入学生リスト”と白く書かれている。簡単に言うとデス◯ートに近い。
夜坂 月陽
夜坂 月陽
これ…デス◯ーt……んぐっ…!?
真海 翠
真海 翠
不吉すぎるからやめておこうぜ……それ……
月夜 瑞希
月夜 瑞希
昔のデータも載ってるよ。ほら、苗木さんとか、日向さんとか、あと……最原さん。他にも凪咲のお兄さん…とか。
真海 翠
真海 翠
これ便利だな〜、……じゃなくて…!!つまりこれに俺たちも載ってるって事だよな…?
いつの間にか月陽がパラパラとページをみていた手を止めた。
夜坂 月陽
夜坂 月陽
あった…。これだ。
月夜 瑞希
月夜 瑞希
それ見て思ったんだ。いないなって。
よく見るとそこには、16人の名前が順番で書かれているが、一人、名前がない。
真海 翠
真海 翠
一人……居ない………!?
夜坂 月陽
夜坂 月陽
不正入学って…事か…?
月夜 瑞希
月夜 瑞希
ううん。そんなのじゃないよ。……元々この世に存在しないんだ。書かれていない“ボク達のクラスメイト”は。
月夜 瑞希
月夜 瑞希
でも、一人、聞いたことも、見たこともない名前が書いてるでしょ?
そう。そこには書いてあったのだ。“一小雪”という名が。
2026/03/02変更

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