あなた『ん…』
目を開けると目の前は見慣れない景色。
廃ビルなのだろうか、壁には落書き、床は枯れたツタがある。
私と野ばらはパイプ椅子に座っていて後ろで縄か何かで手を拘束されている。
あなた『ん…んん!?』
野薔薇、と言おうとした。
だが口が塞がれていて呼べなかった。
でも相手の方が気づいてくれたみたい。
釘『あなたその口…それにこれ、絶対に呪詛師よね』
あなた『( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン』
私は頭を上下に揺らしYESを表す。
釘『あなたは口が、私は金槌と釘がなくなってる…』
?『その通りさ』
あなた『!?』
そう言って目の前からあらわれたのはさっきの人。
?『まさかあんな簡単に引っかかるとはw呪術師も落ちたもんだ』
釘『うっさいわね、で何が目的よ』
?『本来は生儺華あなた、お前一人で十分なのだが、せっかく2匹釣れるんだと思ってね、釘崎野薔薇、君も連れてきたのさ』
釘『なぜそんなに私たちのことを知ってるんだよ、てかあなた2何のようだよ』
?『それは実際に会った方が早いね』
?『ほら、おいで』
男の人は後ろを向き手招きをする。
あなた(誰かいるの?)
そう思って目を凝らしていると、目の前から現れたのは女性。
釘『は、…あんた誰よ』
あなた『…!?』
目の前から現れた女性は。
?『久しぶりですね』
『あなたさん』
今までは幻だったが、今回ははっきりと、ちゃんとこの目で見た、
紗奈一美。
紗『びっくりした?』
なんでだよ、
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『もっと自信持ちな』
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そう言ってくれた言葉は
“偽り”
だったみたい。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。