紗『口を縛るとは…もっと大切に扱わないと』
そう言って口に張ってるガムテープを剥がす。
これ普通に痛い。
あなた『どっか遠くにいるって……まさかそっちなんだ』
紗『イエス、んでさちょっと質問』
そう言って私の耳元で囁いた。
紗『黒髪ロングの呪詛師と会ったことある?』
あなた『黒髪ロング…』
そんな呪詛師沢山いるだろ。
でも1人当てはまる人。
あなた『街でばったりあったことはあるよ』
紗『ならさ、招待されたよね』
あなた『なんで知ってる?』
紗『あれ、もしかしてわかってない?あなたちゃん』
『呪詛師から狙われてんだよ?』
あなた『なんで』
紗『だってそんな術式珍しいじゃん五条悟はもう捕まえようにもないけどあなたちゃんは子供まだまだ未熟、さらうなんて余裕のよっちゃんよ』
あなた『どこが珍しいの』
紗『だって強くない?自分も相手もノーリスクで傷綺麗に直せるし使い方は無限大よ』
あなた『なんで?傷を治すならその代償が必要』
紗『言うても簡単に言えば損得。自分が傷つくのも仲間が傷つくのも、それが損ならそれを治す得をすればいい、その代償?所謂損ならその時の怪我で十分してるって話よ、理解出来る?』
あなた『なんと…なく』
紗『じゃあ隣の子も治せるよね』
ニコッと笑って隣を指さす。
その先には。
あなた『…!…の、野薔薇ッ』
血だらけになり、目に光がなく抗う気力もない
まるで人形のような野薔薇だった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。