第44話

42
779
2025/04/14 12:00 更新
10月中旬
この時期、2年生はとあるビッグイベントが近いてくる
そう、“修学旅行”だ
mb
えー、そろそろ修学旅行が近くなってきたから決めないといけないことがたくさんある
mb
この時間は新幹線の席の位置や班を決めてもらう
mb
取り敢えずはお前たちの好きなように決めてくれ
担任の言葉を皮切りに、各自がざわざわとしゃべり始める
VanilLa
修学旅行の班って5人班だっけ?
あなた
うん
VanilLa
じゃあ俺はだるさんとあなたと組むのは決定かな
だるまいずごっど
何勝手に決定してんだよ
あなた
自分は大丈夫だけど………あなたのだるまの呼び方(例:だるま、だるは?
だるまいずごっど
…………まぁ別に他に組みたいやつとかもおらんしええけどな
他にあと2人はどう決めるか……と悩んでいると、2人の女の子が話しかけてきた
mb
ねーねー!まだ班全員決まってない?
あなた
あ、うん。あと2人決まってなくて
mb
ならうちら入ってもいい〜?丁度2人だし!
mb
それと私、バニラくんと一緒の班になりたいんだよね
こそっと囁かれたその言葉に、やっぱり人気なんだと思ったのと同時に何故かモヤッとしている自分が居た
あなた
そっか、いいよ
mb
ありがとぅ〜!!!
他の班も全員決まったらしく、次は座席決め
新幹線の座席は班が横一列になるように3人と2人にわかれて座るかたちになるらしい
mb
ねぇバニラくん
VanilLa
ん?
mb
私、バニラくんと隣がいいなって思ってるから2人のところに一緒に座らない?
この子__高橋さんは随分とグイグイ行くタイプのようだ
VanilLa
あー……、
悩んでいるのか少し考える素振りをしている
一瞬、ちらっとあなたのVanillaの呼び方がこっちを見て視線が合ったかと思えばすぐに逸らされ、良いよと言った
mb
ほんとに!?嬉しぃ〜!!!
あなたのVanillaの呼び方が承諾した事に対して驚いている自分が居ることに気付いて、不快感を得た
別にあなたのVanillaの呼び方がどうしようと勝手じゃん…………
なんで断るかな、なんて考えてたんだろ
自分のよく分からない感情の中でぐるぐると思考していると、あなたのだるまの呼び方(例:だるま、だるに呼びかけられた
だるまいずごっど
あなた?
あなた
え、あぁっと…なに?
だるまいずごっど
いや、なんか変な顔しとったから
あなた
え、うそっごめんキモいもの見せちゃった!?
だるまいずごっど
は?そこまで思っとらんわ
だるまいずごっど
取り敢えず席どこ座るん
あそこの2人は決まったから……と座席表を指差してどこがいい?と尋ねてくるあなたのだるまの呼び方(例:だるま、だるの声が右から左に流れていく
だるまいずごっど
おい、何ぼーっとしとん?
mb
だるまく〜ん、私乗り物酔いしやすいから窓側が良いなぁ
だるまいずごっど
あ、うん
mb
じゃあだるまくんが真ん中で通路側があなたちゃんでいいよね?
あなた
うん……
会話の内容はほとんど理解してなかったけど、相葉さんの視線がこちらに投げかけられたので取り敢えず返事をする
相葉さんが担任へ決定事項を伝えに行っている間にやっと頭が働くようになった
だるまいずごっど
…………ほんまに大丈夫か?
心配そうにこちらを見るあなたのだるまの呼び方(例:だるま、だるに、慌てて大丈夫だと伝える
あなた
ちょっと考え事しちゃってただけだから!
だるまいずごっど
ならええけど……
いつの間にかチャイムも鳴っていて、授業が終わった

プリ小説オーディオドラマ