第4話

弍話
16
2024/12/25 07:45 更新
路川は見つけた後輩2人に手を張った。
路川紅
路川紅
おい、巻ノ瀬!雨月!
路川に呼ばれて、2人は路川の方を見る。
1人は顔を嫌そうにして、1人は素直に返事をする。
雨月凌
雨月凌
げっ...
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
路川先輩?
路川紅
路川紅
私は用事が出来てしまったので、後はあの2人へ!では!!
そう言って、急いで路川は逃げて行く。
状況をいち早く理解した雨月が巻ノ瀬を連れて逃げようとするが、時すでに遅し。福笠は既に2人の目の前に立っていた。
福笠命
福笠命
もっと知りたかったんだけどなぁ、彼
福笠命
福笠命
まぁ、いいや。君達も可愛いね
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
へ?
雨月凌
雨月凌
💭ヤバい人だ...
福笠命
福笠命
それにしても...
2人の手を取りつつ、顔を交互に見る。
福笠命
福笠命
似てるね?双子?
雨月凌
雨月凌
ナチュラルに手を取るな!
福笠の手を叩き、少し距離を取る雨月。本能で危険だと体が判断したようだ。
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
凌の能力ですよ〜
対して巻ノ瀬は危機感がなく、少し離れた所で福笠の問いに答える。巻ノ瀬は雨月に引っ張られて下がっただけだ。
福笠命
福笠命
へぇ〜
福笠命
福笠命
能力ということは変身?
雨月凌
雨月凌
教える理由がありません
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
いえ!擬態です
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
僕は天気ですよ〜
雨月凌
雨月凌
天満!?
福笠命
福笠命
擬態と天気ね
雨月凌
雨月凌
...少し待っててください
雨月はそう言って、巻ノ瀬を連れて福笠に背を向ける。そして、小声で話し始めた。
雨月凌
雨月凌
天満、君は危機感がなさすぎだ。危険な人物だったらどうする
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
でも、悪い人には見えないよ?
雨月凌
雨月凌
言動が危険だろ!!
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
え〜?そうかな?
実は巻ノ瀬、雨月が普段から似たような行動をしているため、慣れてしまっている。雨月自身も自覚がない行為なので、気付いていない。
雨月凌
雨月凌
とりあえず、学園長の元にお連れして私達は帰るぞ
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
もう少し話したかったんだけどなぁ...
雨月凌
雨月凌
ダメだ!
巻ノ瀬天満
巻ノ瀬天満
分かったよ...
巻ノ瀬が頷いた途端、後ろから声が掛かる。
福笠命
福笠命
終わったか?
気付けば2人の背後に福笠が立っているではないか。
雨月凌
雨月凌
💭嘘だろ!?気付かなかった...!
福笠命
福笠命
もう少し話したかったけど、時間がないみたいで残念だよ。特に君
反応する間もなく、雨月に近付き頬に手を添える。
福笠命
福笠命
素顔が見たかったんだけどねぇ
雨月の全身に鳥肌が立った。勢いよく突き飛ばすが、福笠は綺麗に地面に着地する。隣で巻ノ瀬は拍手をしている。
福笠命
福笠命
力、強いねぇ
福笠命
福笠命
ま!まだまだだけど
雨月凌
雨月凌
💭なんなんだ!?この人!
福笠命
福笠命
さて
その瞬間、福笠の纏う雰囲気が変わった。
流石にその雰囲気には巻ノ瀬も驚いたようで、警戒している。
福笠命
福笠命
学園長の元へ案内してもらおうか
雨月凌あまつき りょう
・変華学園 高校2年生

・学級委員会

・演劇部副部長

※同級生大好き人間
能力『擬態』
→人や背景に擬態する。
巻ノ瀬天満まきのせ てんま
・変華学園 高校2年生

・図書委員会

・演劇部部員

・家庭科部副部長
能力『天気』
→自身の意思で半径1kmの天気を変えることが出来る。感情が大きすぎると暴走することも。

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