第8話

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2025/10/09 09:40 更新







思わず視線をそこに集中してしまう


周りの雑音なんて聞こえなかった






間違いない、あの忌々しい声に紫色の目。
















警官
君の言う「家族」はどんな悪事にも手を出している悪魔のような存在だ。



警官
人間じゃない。そんな輩に尽くしているなんて、君も哀れだね
















身体中に傷をつけられながら言われた家族を馬鹿にするような言葉の数々が思い出される







憎い。




どうにかして、殺し_


ダリ先生
あっ、イフリート先生!この子新しく来る予定の子だよ〜!






イフリート先生
へぇ〜!この人が。
よろしくお願いします、僕はイフリート・ジン・エイトです


ニコリと笑う顔と他の先生方の楽しそうな声でハッとした






ここはもうあそこじゃない。
そして、この目の前にいる男もあいつじゃない。









そんなの、分かってる。






分かってる、はずなのに…



あなた
………はい。


なんでこんなに感情が抑えきれないんだろう









ツムル先生
……?









ライム先生
さっ!みんな1人ずつ自己紹介しましょうか〜!


ロビン先生
はいはいはーい!僕はロビンでーす!!先輩って呼んでくれてもいいんだよー!







その後の話もなにもかも全部、私の頭には入らなかった















一通り自己紹介が終わり、私はようやく解放されて先生方の歩く一歩後ろを1人歩いていた




これからはしばらくここで住むことになる
ということは、あの男とも顔を合わせなきゃならないということ。


あなた
……(別の人だと分かっていても、やっぱり無理だ。)







ツムル先生
あの、大丈夫ですか?

突然横からひょこっと出てきた顔にびっくりする

あなた
…!ツムル、先生…。


ツムル先生
すみません、驚かせちゃって…さっきなんか上の空だったから心配で。

あなた
え…
ツムル先生
あ、気を悪くしたらすみません!俺家系能力で人の心情?が色に現れて…

……あぁ、それでか。

私の汚い気持ちも見られたってわけか




ツムル先生
……エイトが来た時、すごく…その、


あなた
…言葉を濁さなくてもいいですよ。
ツムル先生
……はい。憎悪の色があって、なにかあったんじゃないかって心配で。




あなた
いえ、少し…嫌いな方に似ていたので。
あなた
ですがイフリート先生に危害を加えるつもりは全くありませんから、安心してください




関係の無い者を巻き込むのはボスが嫌がる

それにカルエゴさんだって面倒事は御免だと耳にタコが出来るほど言っていた








私自身、無駄なことは嫌いだ






ならこの感情は無駄なのだろうか

家族を馬鹿にされて憎いという感情は。





𝐍𝐞𝐱𝐭

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