寮から出て、数分前からずっと職員室前に突っ立っている
いきなり見たこともない奴が職員室に入るだなんて頭がおかしいにも程がある。
相変わらずの強引さで私をグイグイと押すライムさん
この強引さだけは変わって欲しかった
私たちがわちゃわちゃとしていると、横から声がした
茶髪の髪に細い目。
「ダリ先生」と呼ばれるその人はチラリとこちらを見た
どうやらまだ私のことは知らされていないらしい
「ちなみに教師総括ね」と付け加える
教師総括ならこのヒトをなんとかしてくれるんじゃ…!!
この人もかよ
そう言い、ガラガラとドアを開けるダリ先生。
ドアの向こうに向かって大きな声で呼びかける
すると足音と共にザワザワといろんな声が飛び交うのが分かった
大丈夫かな、私ここでナイフとか飛ばされたりしない?
ドアの向こうをひたすら見つめていると、ひょこっと見覚えのある顔がこちらを覗いた
たしか…
「おっ、名前覚えてくれてる」と嬉しそうな顔をする2人
色んな顔が一斉にこちらを見る
見覚えのある顔が多すぎて困るな
比較的に女の先生は少ないんだ
こっちでは女性は教師にあんまり関心がないのかな。
色んな顔をじっと見つめていると、職員室の外から声がした
私が最後にあの時、聞いた声だった。
𝐧𝐞𝐱𝐭













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。