第9話

✿¨̮
411
2025/10/13 09:46 更新




マルバス先生
そういえば、あなたの名字先生ってなんの教科を担当される予定なんです?


教師寮の大広間に着いたところでマルバスさ…先生が私に尋ねる


あなた
えっと…たしか警備を任せたいとか理事長が…
オリアス先生
警備ってことは…



ロビン先生
イフリート先生と一緒ですね〜!!





あなた
……イフリート先生と、ですか?
ツムル先生
………(気まずい気まずい気まずい)


イチョウ先生
はい、普段は俺ら交代制でやるんですけど、1番警備に携わってるのはエイトですね
学校警備教師だし。

マルバス先生
バビルスの道も1番詳しいのはイフリート先生ですもんね〜

イフリート先生
そんなに褒めてもなにも出ませんよ





ツムル先生
あー…でも予定なんですよね?
あなた
はい、1度力量を測ってから決めるのかと

ダリ先生
それならまだわかんないねぇ、補佐とか任されるかもだし。



舌打ちしそうになったところをカバーしてくれるツムル先生。


ありがとうございます、と心の中で感謝する
ロビン先生
でもイフリート先生の炎カッコイイですよ〜!!料理も美味しくなりますし、魔界一って言われてるんですよ!




………思わず飛び出しそうになった拳を片方の手でギュッと抑える

ロビンさん、天然な所だけは変わっていて欲しかった

あなた
…そうなんですね


ダリ先生
そーそー、煙草も美味しくなるんだよ〜




ワイワイと賑わうのを横目に見ながら、私はバレないようスっと抜けた



















駄目だ、やっぱり無理だ。

別人だと思い込ませようとしても生前の記憶が邪魔をする


あなた
最っ悪…








イフリート先生
どうかされましたか?


後ろから聞こえる声にピタリと止まる

あなた
……イフリート先生。

あなた
なんでもありませんよ、ただの考え事です



私は目を見ずに返事を返した

目を見てしまえば顔に出ているのがバレてしまいそうで怖かった
あなた
…イフリート先生こそ何しに?皆さんと話さなくてもいいんですか?


イフリート先生
僕は1本吸いに…
あなた
そうですか、なら私は失礼しますね






イフリート先生
………。





イフリート先生
あのっ!!!



イフリート先生
僕、なにか気に障るようなことしましたか?

イフリート先生
会った時から嫌われているのかなって…思い違いなら本当にすみません



後ろから聞こえる声に立ち止まる








なにかしたって?

えぇ、あなたは何もしてない。
あなたは、なんにも。



でもその顔を見る度に思い出してしまうの






私はちゃんとその紫色の目を見て言った



あなた
あなたは何もしていません



あなた
これは私の問題です。








そう言い、彼の言葉を待たずに私は歩き始めた





ただの八つ当たりで醜い行為だというのは自分でもわかっている。







けど、




どうしても無理なんだ












𝐧𝐞𝐱𝐭

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