第10話

‎⚘⡱
380
2025/10/19 04:29 更新






〜翌朝〜






あなた
………。




や っ て し ま っ た







言いすぎた…。

急に初対面の奴にあんなこと言われて気分を悪くしただろうな、絶対…



謝ろう、首領…じゃなくて、サリバン様の前で自分から「仕事をやる」と大見得切ったのに迷惑をかけるわけにはいかない






謝って、最低限の会話以外は話さないようにしよう。

それにまだ警備を任されるかなんて分からないし









スージー先生
あなたさん、入りますよ〜




ベッドの上で頭を抱えていると、コンコン、と優しくノックがされてドアが開かれた




スージー先生
ごめんなさいねぇ、疲れているだろうに朝から…フィッ

あなた
いえ、大丈夫です。






スージー先生
理事長から伝達があったから伝えに来たのよ〜

スージー先生
試験は実技。面接はその後らしいわ
試験内容についてはバラム先生が教えてくれるから、支度が出来たら広間に降りてきてちょうだいねフィッ






「じゃあ待ってるわ〜」と言い、スージー先生は出ていった





実技か…


さすがに人間にできないようなことはさせないだろう









私は準備を終わらせ、部屋を後にした






















ダリ先生
おっ!おはよ〜!よく眠れたかな?
あなた
おはようございます、お陰様で…


広間に行くともう先生方はほとんど着いており、皆朝食ができるのを待っていた



マルバス先生
これで来てないのは…オリアス先生だけですね。僕起こしてきますね




モモノキ先生
ご飯はあと少しでできるってロビン先生が言ってましたから、それまではゆっくりしていて大丈夫ですよ
あなた
はい、分かりました






私はそう返事をすると、辺りを見渡した





とりあえずイフリート先生に謝ろう


イフリート先生は…






私は椅子に座ってスマホを眺めているイフリート先生の元へ歩いた

あなた
…あの、イフリート先生。




イフリート先生
!はい、なんでしょう?

スマホから目を離して私の方へ顔を向ける




目を合わせないように私は咄嗟に逸らした


あなた
あの…その、昨日はすみませんでした。
あなた
不快な思いをされたと思います、すみません




彼の顔を見ないまま、私は頭を下げた


イフリート先生
………。








イフリート先生
顔を上げてください

イフリート先生
僕は気にしてませんよ、むしろ心配だったんです。慣れない環境でストレスが溜まってるんじゃないかって


イフリート先生
それに、僕に苦手意識があったとしても僕はあなたの名字さんには皆さんと同じように接するつもりですし

イフリート先生
だから気にしないでください、ね?


イフリート先生はそう言い、私の顔を覗き込んだ





優しそうな顔をしてこちらを見ている










この人は、あの警官とは違う







改めてそれを認識し、自分が恥ずかしくなる


あなた
……ありがとうございます







これから少しずつでもこの人に対する苦手意識がなくなればいい












𝐧𝐞𝐱𝐭

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