リクエストありがとうございます💘
話したい事がある、と呼ばれ、
家までの道のりを隣で歩く。
舜「それで…、話したいこと、って?」
嫌な予感は感じていた。
早くしないと、このまま終わるって。
あなたの名前の一文字目「…私、初めて彼氏ができました。」
「3年生の、山中先輩…。」
舜「…そう…、なんや。」
だけど、あなたが嬉しそうに話すから、
自信がなくなる。
喜ぶことも、応援することもできなくて。
あなたの名前の一文字目「…っていう報告なんだけど…。」
「…別に、いらなかったか、笑」
舜「いや、いらないなんてこと…、ないけど。」
「…好きやったんや、先輩のこと。」
あなたの名前の一文字目「…少し前から。」
「舜ちゃんはモテるもんね~…笑」
…たくさんの人には、好かれてきた。
でも、それはあなた以外の人。
…好きな人に好きになってもらえないのは、
一番悲しくて、寂しい。
あなたの名前の一文字目「…山中先輩はね、」
「私のこと、好きって言ってくれたの。」
舜「…よかったやん」
「…お幸せに!」
もし俺が先に好きと伝えられていたら。
…あなたの隣にいるのは、
これから先も、俺だったかもしれない。
舜「…ずっと、大好きやったよ。」
後から言うのは、ちょっとズルいけど…。
…あなたが幸せなら、それを応援したい。
でも、羨ましいなって思っちゃうから、
…俺の前では、今まで通りのあなたでいて。
なんてワガママ、言えるわけもないけど。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。