第6話

🤍𓈒𓏸
110
2023/01/21 02:57












ドアの方を見ると左手を抑えてる男の子と付き添いっぽい男の子が2人。


新学期そうそう怪我なんて若い子は元気だなぁ、笑





なんて心では笑っていてもこれは初仕事な訳であって。


こんなにも早く初仕事がくるなんて思っていなかった私は少し緊張しながら2人を招き入れた。






あなた
どうぞ~
平野 紫耀
あれ?新しい人ですか?
あなた
はい。今日からお世話になります。
平野 紫耀
かたっ笑
平野 紫耀
大丈夫ですよ、タメで笑
あなた
う~ん、
平野 紫耀
かったいなぁ笑
平野 紫耀
…って、海人?



付き添いっぽい男の子と話していて気づかなかったけれど、怪我をしたらしい子はなかなか中に入ってこない。


入り口でずっと立っているだけだ。


不思議に思った付き添いの子はその子に声をかける。



平野 紫耀
海人~?
髙橋 海人
…へっ、あっ、ごめん



慌てたように怪我をしたらしい子が中に入ってくる。



平野 紫耀
どうしたんだよ?笑
髙橋 海人
なんでもないっ、
平野 紫耀
ふーん…
平野 紫耀
それより先生
あなた
あっはい
平野 紫耀
こいつ怪我しちゃって
手当てお願いします


付き添いの子が怪我をしたらしい子を前に押し出す。


髙橋 海人
お願いします、
あなた
任せてください
あなた
手が痛いんですよね?
髙橋 海人
はい、捻っちゃって
あなた
了解です



やっぱり緊張はしているけれど、しっかりと手当ての仕方は大学で習った。


プルプルする手で手当てをしていく。


何がおかしいのか付き添いの子は笑ってるし、怪我した子はずっとこっち見ないし何が何だか。






とりあえず手当ては終わった。


こんなので大丈夫だよね?



あなた
終わりました
あなた
次は怪我しないよう気を付けてくださいね?


怪我した子は相変わらずこっちを見なかったが、付き添いの子に言っても意味ないので顔を覗き込んで声をかける。



髙橋 海人
っっ!!
平野 紫耀
笑笑笑笑








…え?私この短期間で嫌われた?




































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