第11話

第八話
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2022/07/09 13:24
ねろちゃんside

しうねさんとみさとらんと詩人さんとポン酢は買い出しに行った。

残ったなかのとハッチャンは2人で任務の報告書を書いている。

ズズと番長は自室で作業すると言っていた。

俺はずっと気になってたことがあったので聞いてみようと、とある部屋のドアを叩く。
ねろちゃん
瀬戸?なつぴょん?はいるよ〜
なつぴょん
どうしたの?ねろちゃん
部屋に入ると瀬戸はベッドの上でグダっており、なつぴょんは机で作業していた。
ねろちゃん
なつぴょんも起きたばっかなんだからまだ寝とけ
なつぴょん
僕もう元気だよ?
ねろちゃん
いやいやいやいや…ベッドにいるだけでいいから仕事だけはすんな
そう言ってなつぴょんをベッドに促す。
んで俺は聞きたかったことを話し始める。
ねろちゃん
実は聞きたいことがあったんだけど…

お前ら隠し事してるだろ。
なつぴょん
……なんのこと?
瀬戸あさひ
……
なつぴょんの表情は変わらない。瀬戸は少し顔をしかめた。もうちょい切り込むか。
ねろちゃん
敵の数、50体じゃないだろ。100ぐらいいたんじゃねぇの?
瀬戸あさひ
!!…へぇ…
瀬戸は少し驚いた表情をする。なつぴょんの表情は変わらない。さとりを使ってるんだろう。次に俺が言いたいことだってわかってる。
ねろちゃん
気になったことがあった。
ひとつ、死体の断面がおかしい。瀬戸もなつぴょんもあんな風な断面にできる魔法は使えないはず。それにお前らの武器は遠距離攻撃だ。剣なんか持ってない。
ふたつ、灰だらけだった。触ったらまだ温かい状態だった。なかのの魔法で燃やしたならわかる。けどお前らでは無理だ。
みっつ、これは今朝気づいたこと。
正直三つ目は推測でしかない。違ったらだいぶ失礼だ。でも聞きたかった。
ねろちゃん
なつぴょん、お前本当は魔力不足起こしてないだろ。
なつぴょん
……やっぱねろちゃんには隠し事できないなぁ
なつぴょんの目の茶色が少し濃くなる。ピンクっぽいときはさとりを使ってるんだな。なつぴょんは笑いながら言った。
なつぴょん
そうだよ。僕は魔力不足起こしてない。今だって元気なのは魔力を使い切ってなかったからだよ。
三つ目の気づいたこと、よくわかったね?となつぴょんは不思議そうに聞いてきた。
ねろちゃん
…その腕輪、魔力抑制の効果あるだろ。昔から付けてるし魔法学園時代の魔力測定の日は必ず3重でつけてたから。
なつぴょん
ねろちゃんはよくみてるなぁ…
ねろちゃん
俺はちゃんと周り見てないと死ぬかもしれなかったからな
瀬戸あさひ
え??
なつぴょん
え…?
ねろちゃん
まあ、どうやらお互いにお互いの事情を知ってそうだからいいや。
瀬戸あさひ
それはどういう…
ねろちゃん
俺はなつぴょんも瀬戸も昔から1人で抱え込んでるように見えたから誰も知らないんだったら聞きたいと思ってた。
ねろちゃん
ちゃんと相談できる相手がいるんだろ??それならいい。
ねろちゃん
ただこれだけは言っておく。
1人で溜め込むな。話したい時がきたらいつでも話せ。なつぴょんも瀬戸も。
なつぴょん
え…?じゃあ今疑問に思ったって言ってたこと何も聞かないの?
死体の話も?僕の腕輪の話も?と驚いたようになつぴょんがいう。
ねろちゃん
別に。不思議に思っただけだしこれが人間が悪魔に変わったから、って訳じゃ無さそうだし。
じゃ、といってぽかんとしてるせとなつの部屋を出る。階段を降りて2階にある自分の部屋に帰る。
ねろちゃん
入るよ
番長
あ、ねろちゃんおかえり。
部屋では番長が作業をしていた。
ねろちゃん
番長
番長
なーに?
ねろちゃん
今日体調大丈夫?
番長
あ、いーよ、いつでも
ねろちゃん
じゃあありがたく頂戴します
番長
ほい
そう言って番長は肩を出す。

俺はあの2人が何を隠してようがどうでもいい。きっと言いづらいことなんだろうから。ただ1人で抱え込まないでほしい。

俺だって番長に話したときから1人で抱え込んでた時よりもずっと楽になった。

だから他の人にも1人で抱え込まないでほしいと思う。

そう考えながら俺は番長の血を吸う。
主。
主。
投稿遅れてごめんなさい🙇‍♀️
主。
主。
ここの回上手く文が作れなくて( ;  ; )
主。
主。
何度も直したけど駄作でした…
主。
主。
あとお気に入り50登録越えありがとうございます!!
主。
主。
ここまで読んでくださりありがとうございました!!

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