side:kym
伽羅「大我ッ…大丈夫なのッ……?」
大我「ッ…王妃様が怖いんですッ…、最近誰かにずっと付けられてるようなッ…王妃様じゃないって思いたくても思えなくてッ…どうすればいいのかッ……」
千恵「私達もあの様子じゃ、打てる処置も打てない。」
瑠璃「それに、貴方はまだ妊活中でしょ…?貴方の身体に触れるほど気持ちが落ち着かないのなら朝礼に顔を出す必要なんてないのよ……?」
大我「だけどッ…北斗様にもこんなこと相談できないしッ…つけられてるなんてお姉様以外誰にもッ……」
沙耶「どうして相談できないの……?」
大我「北斗様と王様はやっと仲を修復出来たのにッ…私のせいでまた溝を掘れないッ…それに私はッ…こんなことがしたくて王宮入りした訳じゃないッ……」
『大我……、』
千恵「明日から、ここに来ては行けません……。」
大我「千恵お姉様ッ……?」
千恵「これは命令です。貴方のその精神じゃ全く貴方が心配よ。皇太子様は1番あなたの事を心配してるのよ…?貴方になにかあってからじゃ遅い……。」
大我「北斗様は……?」
千恵「何も伝えない。ただ冷静にしていればいいのよ。」
大我「わかり、ました……。」
「皇太子妃様…、今日は皇太子様の元に参りましょう…?一人でいてはまた狙われてしまいます…」
大我「そうしたいのは山々だけれど…、ご迷惑がかかってしまう…。行きましょう。自分の住まいに戻って心を落ち着かせるわ…。」
「かしこまりました。皇太子妃様…。」
大我「心を落ち着かせたとしても終止符が打たれることはないのかもしれない…、はぁ……、」
「ッ…皇太子妃様…、1度眠られては…?」
大我「え…?」
「睡眠は1番の薬ですから!」
大我「…そうする…。ありがとう……!」
「ふふ、準備致します!」











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!