Sakuya side
だるい体を起き上がらせて
周りを見渡すと食べかけのお粥、そして薬。
食べた記憶もないし薬も飲んだ記憶ないけど、
多分2人が食べさせてくれたんだよな
そしてスマホを見ると夕方の16時。
…あれ、俺何してたんだっけ
あなたと電話してたんだった
急いでLINEを開いて履歴を見ると、
4時間前に通話が切れた痕跡。
俺が寝ちゃったから切ったのか
自分からかけといて申し訳ないことしたな
そう思ってLINEを入れたら思いのほか早く
既読がついて返事もきた。
とのLINE。
なんでヒョンとりょうが
心配してたって知ってんの?
え、まさか知らないうちにLINE交換してた?
いや流石に違うよな……
真相を確かめるべく重い足を動かして
リビングへと向かう。
そう言ってずれた冷えピタを直しにくるりょう。
……?こいつ身長伸びたな
そういうことか。
俺が寝てる間にか。
恥ずかしがってる俺に
ニヤニヤした顔を向けるヒョン。
りょうはともかく
ヒョンがまたニヤニヤしてる。
なんか言ったか?これ
前も思ったけど
ヒョンは絶対いつか口滑らすから怖い
初恋の人の時もそうだし
そう言うと2人は練習をしに出かける。
あんまり一人で宿舎にいたことないから
なんかソワソワするしやることもないけど
……
あなたに電話してみようかな
あなたside
寝落ちから起きたさくちゃんに
LINEを返したあと、
特にすることなくて珍しく課題をしてる。
偉いでしょ。意外と真面目だったりする。
なんとなくさくちゃんは
頭キレてる子好きそうだから……
別に付き合えるとかは思ってないけど
…なんか、ぼーっとするし
体が熱いような、…
え、熱ある?
熱があるときのだるさって感じするし……
熱を測ろうと立ち上がるとよろけるし、
一瞬視界が真っ黒になる。
えー結構やばいやつかも、これ
やばいほんとに熱じゃん、
え、インフルじゃないよね?
いやでもインフルって微熱から入るような……
あ、それAか
やばいまじでだるいな……
さくちゃんと一緒で熱久々だから……
え、てことはさくちゃんと熱お揃い(とは)
そっか、さくちゃん、ママにも言ったんだ
そりゃそうだよね、親のいないところで
熱出したら不安だよね……
ママに普段連絡してます、とは言えまい
100%からかわれるもん
案の定口角が上がっていくママ。
ほらー察するの早いから…
否定はしたけど、自分の娘のことだから
多分もうこれバレてるな。
いいや、もう
これ以上反抗したら熱上がりそう
とりあえず解熱剤飲んで今日はもう寝よ……
部屋に戻ってスマホを開くと、
さくちゃんからLINEが来てた。
何回見ても、通知欄に
さくちゃんがいるのどきってする
しかも、電話のお誘いだし。
さくちゃんと電話するの
毎回楽しいけど、
今回ばかりは熱上がりそう
でも電話はしたいから
ゆっくりと通話ボタンを押す。
するとワンコールくらいで出た。(早)
偉いでしょ、自分でも思う
てか慣れないこと(勉強)したから
ギャップで熱出てたりして
さくちゃんからなら
入院中でも電話に出ます
あーまた気遣わせちゃったな
わたしが熱あろうが
さくちゃんにはどうでもいいことかもしれないし
さくちゃんやさしい……
彼氏みたいじゃない?
看病しに来て欲しい
さくちゃんも熱だから無理か
そういう問題じゃないけど
そういうことにしとこ、ってなんか
めっちゃメロかった
意地でもそうしたいみたいな(?)
たしかにお互いいる国違うから
移ったわけでもないのに
同じ時期に熱出すの
やっぱ、お揃いっていいね
急に何を言い出すかと思えば
あなたに会いたいって、
私に会って元気になるって
もうそれ、……
いや、違うよね
期待しちゃだめ。
幼なじみだから会いたいってこと
さくちゃんはストレートに言うから
私みたいに遠回しに伝えたりしない。
私も素直に気持ち伝えられたらいいのに
さくちゃん地獄耳やな、
めっちゃ独り言のつもりで喋ってたのに
いやそもそも思ってることを
口に出すなって話なんだけど……
ああああごめんさくちゃん
こんな変なこと言ってしまって
聞き逃していいスルーしてください…
ずるいって思うくらいなら
お前も言えって話になるから結局……
♡4700
☆1180
X始めました😻
短編とかはそっちで書こうと思います!
あと皆さんとお話したくて作りました💫
そっちで次のプリ小説のお話の
リクエストだったりもしようかな!
@ wis2s2 👈🏻です!!


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。