第2話

第2話
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2026/06/06 03:24 更新
rd
よしっ、じゃあそうと決まれば…
あなた
ひゃっ!?
らっだぁは私をお姫様抱っこして、
そのままホールへ向かう
rd
さっきの奴らは…いなさそうだね、好都合!
廊下を通ってホールのドアの前まで行く
あなた
え、まさかこのまま…?//
rd
当然じゃん!みんなに見せつけてやるんだから

バンッ!!

らっだぁはドアを蹴って開ける
その場にいた全員の視線がこっちに釘付けになる
うぅ〜、恥ずっ…//
モブ王子
な、なんなんだ!?
叔母
…!!
王太子様…!?
リリカ
なっ…!?
メイド達
カッコいいわ…!!
…ってなんでアイツが!?
貴族
相変わらずイケメンね!!
貴族
ふらっと消えたと思ったら、
これまた派手な登場だな…
散々いじめてきた人達は全員驚いている
ちょっと気分爽快かも
rd
この傾国の美女との婚約を破棄したのは〜
…ぽまえか!
傾国の美女は言い過ぎでしょ…
というかぽまえってなに!?
モブ王子
い、いかにも私だが…
なぜかわかってるんだよ
rd
んで?親族の方々は〜?
叔母
私共ですわ…
リリカ
はい…
らっだぁは3人を順番ずつ見る
と、口を開く
rd
この子、行くあてとかもう無いよね?
叔母
え、えぇ!!
そんな出来損ない、誰も引き取りませんわ!
モブ王子
婚約は破棄したからな、私は一切関わらないぞ!
性格ゴミすぎるだろ!!
そこまで言わなくても良いじゃん…
rd
そっか…
rd
じゃあ俺が貰うね!
らっだぁは満面の笑みを浮かべる
リリカ
…え
叔母
えぇ!?で、ですが王太子様!
その子よりもこのリリカの方が…
rd
でも婚約するんでしょ?
俺、恋人取るような外道じゃないからさ!
リリカ
ッ…!!
モブ王子
けどその女狐の性格は酷い!
メイドやリリカに手を出したと聞いたぞ
デマすぎない???
え、コイツそんな根も葉もない噂信じたの?
rd
それ逆だけど?
もしそうだったらあなたの下の名前はこんなに怪我してない
え、私手袋してるけど…
もしかして手を取った時に…?
この人、それだけでわかったの!?
モブ王子
…!!
rd
あなたの下の名前に自己中やらなんやら言ったらしいけど…
rd
ブーメランだからね?全部お前の自己紹介じゃん
ばーか!
モブ王子
ばっ…!?
rd
ま、そーゆーことなんで!
モブ王子
い、良いのか!?
我らの国との交友関係は破綻するぞ!
らっだぁはため息を吐く
rd
あのねぇ…その言葉そっくりそのまま返すよ
モブ王子
なっ…
rd
俺の国から見放されたらどうなるか、
それくらいわかるでしょ?
モブ王子
ッ…
らっだぁは出口へ歩き出す
rd
あ、そうそう!
数歩進んだところで振り返る
rd
あなたの下の名前は出来損ないなんかじゃない
2度と俺とあなたの下の名前の前でそんなことを口に出すな
rd
わかったな?
一気に重苦しい雰囲気になったのがわかる
これがカリスマ王子の異名を持つ理由か…
けどそれ以上に出来損ないじゃない、と
私を肯定してくれたことに胸がいっぱいになる
すると、らっだぁは気を緩ませてにっこりと笑う
rd
ではさよなら!また来世でお会いしましょうー!
そう言い残して私達は馬車に乗り込む
その場にいた人全員が唖然としてたが気にしない
rd
ふぅ…いやぁ〜、久々にちゃんと怒ったな〜
…ってどうしたの!?
あなた
へ?
私は頬に雫が滴るのを感じる
あなた
えっ、あ、これっ、は…ッ
必死に拭うが止まらない
rd
……
その様子を見て、らっだぁは私を抱きしめる
あなた
…ッ!!
その暖かさに余計涙が出てくる
あなた
うぅっ…あっ、ぐすっ、初めてでッ…!!
あなた
両親、以外にッ、褒められたの…ッ
rd
うん
あなた
嬉しっ、ヒクッ…くてッ!
あなた
も、うっ…いらないって、言われなくてッ
済むんだ…!
私は思っている以上に、
自分の気持ちを押し込めてたようだ
堰を切ったように、涙も気持ちも溢れ出して止まらない
rd
うん、もう大丈夫だから
rd
誰もあなたの下の名前を責めないし、見捨てない
rd
あなたの下の名前は要らなくなんてない
らっだぁは優しく受け止めてくれた
そして私が落ち着くまで抱きしめてくれていた
rd
…落ち着いたかな?
あなた
…うん、ありがとう
私は微笑む
こんなふうに安心して笑顔になれたのは、
一体何年振りだろうか
rd
やっぱり笑顔が1番だね!
そう言いながら爽やかな笑顔を見せる
らっだぁは眩しいな
あなた
そういえば私本当に来て大丈夫だった?
迷惑じゃない?
rd
うん、大丈夫大丈夫!
今に始まったことじゃないしね!
あなた
そうなんだ…?
rd
まぁ着けばわかるよ!
私はらっだぁが不思議でたまらなかった
あなた
…ねぇ
rd
ん?
あなた
なんで私を引き取ろうと思ったの?
rd
う〜ん…
らっだぁは腕を組んで考える
rd
…全部が好きだったから?
あなた
えっ
さ、さすがに嘘だよね…?
rd
助けようと思ったのは本当に一目惚れで、
その後すぐにタメ口で話してくれて嬉しかった
らっだぁは少し俯いて言う
立場上、タメで話してもらえないのは少なくないだろう
私はもう人生どうだっていいや精神だったから、
全然タメ口したけどね
まさかそれが役に立つとは
あなた
私で良いならいくらでも話し相手になるよ
rd
…!!
うん、ありがとう!
そんなことを話していると、馬車が止まる
外を見ると大きな城がある
rd
着いたみたい!行こっか、あなたの下の名前!
らっだぁは先に降りて私が転ばないように、
手を差し伸べる
今回は悩むことなく手を取る
あなた
うん、らっだぁ!

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