私は晴れて冒険者の仲間入りという結果になった。
暫くは任務を与えられてもこなせそうにはない。
…………やってくれるかはわからないけれど、ジン団長とか会うことがあればお願いしてみよっかな(クソ贅沢)
まぁ、別に空くんに教えて貰えれば大丈夫なんだけどね
そんなこんなで、騎士団へと向かっている途中、ジン団長がファデュイの人と話しているのを見かけた
そうだね、と返事することはなく、聞こえてきた会話に耳を傾ける
どうやら「トワリンをさっさと消して問題を納めろ」と言いたいらしい
そうじゃなきゃ、ファデュイがモンドの防衛を受け持って消すぞ、と。
トワリンが「ケダモノ」と言われたことに対して、ジン団長が反応する。
怒っている。
もの凄く。
声がワントーン低くなっている。
流石は代理団長ジンさん
ファデュイ相手でも引くことなく強気で行ける姿勢には尊敬の意を示したい
逃げたな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。