何やら無言でノートを書いていた
その様子にホッとしたが、明らかに黒板に書かれている文字と灰原のノートに書かれている文字数が違う
嫌な予感がして、そっと灰原のノートを盗み見ると
異常な程の数式と化学式と英単語がビッシリとノートの1番上から下まで書かれていた
あまりにも恐怖で快斗は一瞬体が震えた
灰原は元々科学者なので、この苦痛な時間をきっと薬や実験の為に考える時間にしているんだと快斗は理解する、
しかし赤の他人が見たら怖いのには変わらない
灰原やコナンが異常なのか自分が異常なのか分からなくなってきた
パッと目に入った歩美を見るとやはり本物の小学1年生だからかしっかり授業を受けていた
快斗がぼんやりと職業病の人間観察をしている中で授業はどんどん進んでいく
問題に正解した光彦はドヤ顔で言う
どこのクラスにでもいる真面目に授業で挙手して発表するタイプの人間みたいだ
元太は1時間目なのに机に突っ伏して涎を垂らして爆睡していた
授業中寝ているだけの元太を見ていると気が抜けてくる
しかし寝ている元太は少しすると
これまた異常な程の、心配してしまう様な大きいいびきをかいた
小林先生が怒りながら元太の体を揺するが、当の本人は全く起きる気配がしない
元太が起きなさ過ぎて、小林先生も困ってしまった
自信満々にそう言う光彦に小林先生は戸惑う
普通に声をかけて揺さぶるがやはり起きない
しかし
光彦がうな重と耳元で囁くだけで元太は目覚めた
先生に叱られて、寝起きの元太は混乱しながらもうな重が無いという事実と共にしょぼんと落ち込んだ
快斗は少年探偵団については詳しく調査済みだから、何となくは本人達の性格や行動パターンは把握している、
しかし、予想外の行動をする方が多いのは身に染みていた
この独特な挨拶はいつになったら慣れるのだろうか
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切りマジロー












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!