はるてぃー視点ぴくとさんはその後立ち上がって、扉に手をかけた。
そのまま流れで本部を出ると…
ザアァァァァァァァァア…
うたが【GNR】で傘をつくり出す。
食い気味で返事をするぴくとさん。
思えばそうだった。現代は異常気象が多発しているのだ。
慣れとは怖いものだ。
けどそれとともに人類は【異能】を手に入れたから、それに簡単には殺されないようになった。
はずだけど…
…妙に冷静だった。
子供の頃に歴史の勉強はしていたし、俺は小説を読むのも嫌いじゃなかったから。
いくらオブラートに包まれていても、何となくそうなんだろうと、漠然と感じていた。
多分それは直感だけじゃなくて、遺伝子に刻み込まれているんだと思う。
罪の意識として。
昔の国で、尊厳死を認めていなかった国があったらしいけど、今、人類という単位で俺たちも縛られているってことだ。
より雨が弱まった。ぴくとさんが雲の間の太陽に照らされる。
お気に入り数130&フォロワー270人超えありがとうございますぅぅ…🙏😫‼️











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!