第9話

7.教師
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2024/11/19 13:38 更新




再び教室に入ると、レイラーさんが興味津々な顔をして俺に聞いてくる。


レイラー
何だった?あの人
Sレイマリ
あーいや……


あの人に俺らのランク偽装バレてたって言いたいけど、今隣にみぞれさんいるからな…



Sレイマリ
なんかジュース買いに行かされただけ


この世界でよく見る光景を言っておく。

みぞれ
やっぱり大変ですねFランクは…。


レイラー
あれ、でもそれだったらわざわざレイマリさんじゃな……


キーンコーンカーンコーン…


レイラー
あっやば
みぞれ
座らないと……!

本鈴が鳴り、騒がしかったクラスメイトが一斉に席に着く。



今、レイラーさんに勘づかれてたっぽいからまじでナイスタイミング。


あれ言われてたらみぞれさんにバレるとこだった。


メテヲ
はーい授業始めるよ〜


号令が掛かり、退屈な授業が始まる。


Fランクって劣等生だから授業態度も悪いって思われがちだけど、意外とそんな人はごく一部だったりする。


だから授業中は静かでみんな真面目に授業受けてるんだよね。


……俺は違うけど。

今日は実技では無く板書の授業。

こうして仕組みを学ぶことで新たな魔法を習得することも多い。


まあ偶々やってたら新しい魔法出来た、みたいなのもあるけど。


でも、俺こんなのもうとっくに習ったしなぁ……。



よし、今日は朝から色々あって疲れたから寝るか。



幸い席は最後列。すぐにはバレないでしょ───


メテヲ
おいレイマリ!寝るな起きろ!!


え、嘘でしょ?眠りにつく前からバレたんだが?


しかも、バレない程度にこっそり気配を消す魔法まで使ってたのに……



やっぱ教師は格が違うんかなぁ。



即バレしたので仕方なく前を向いて授業を受ける。



まあSランクよりは楽だしまだマシなのかも。



超基本級の魔法を学び終えたところで、最後に先生が連絡事項を伝える。

メテヲ
今度試験あるから、よろしくね〜

試験、か。

Fランクとは縁が無いものだと思ってたけど。

Sレイマリ
試験ってどういうことするんですか?

メテヲ
4人1組になって、魔物の討伐をしてもらうよ


4人…ってことは、レイラーさんとみぞれさんと組むとしてもあと1人足りない。


どうせ俺とレイラーさんがいるから、誰を選んでも倒せるんだけど。



最後の1人、誰にしよっかな。

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