第68話

証明
21
2026/04/08 04:47 更新
堯人
してあなたの下の名前、罪人を監視下に起きたいとはどういう事か
あなた
(…大丈夫、説明するだけ)
あなた
「あの罪人に誘拐され監禁されてる間、心臓麻痺により私は命を落としかねない事態になりました」
あなた
「医者であった罪人は、手術をして私を救いました」
あなた
「どの医者にあたっても治療は不可能だと言われた病を治したのです、完治したも同然とも言い」
久堂 清霞
……
あなた
「誘拐され声を失った原因は罪人ですが、病も声を出せるようにしたのもあの罪人です」
あなた
「私の指示なら聞くようです
一番と言って良いほどの腕利きの医者を、死刑にするのは惜しくはありませんか」
堯人
…お主、情を湧かせておるのか?
あなた
「いいえ、罪人の腕を考えての事です」
あなた
「もし彼がまた罪を犯そうとするなら、私は首を差し出しても構いません」
久堂 清霞
!?
堯人
……刃物は持っているか
懐から短剣を出す
堯人
暴走をしたと聞いておる、今後も従順に民を守る事と先刻の発言の覚悟を表せ
堯人
そうしたら認めよう
あなた
(首に刃を当てるだけじゃ駄目そうだけど、血を出したら部屋とお目を汚す…)
久堂 清霞
(堯人様もあなたの下の名前も、何をする気だ…?)
あなた
「清霧、髪紐を借りて良い?」
久堂 清霞
…壊すなよ
清霧の髪紐を借りて、自分の髪を縛る
あなた
(…好きだったけど、残念)
短剣で髪を一気に切って、女の命長命の証である髪を無くす
久堂 清霞
なっ…!!
あなた
「足りなければお申し付けください」
堯人
いや、結構
充分見させてもらった
堯人
今後、楽しくなりそうだな
ふっと少し笑って、言葉の意味と表情を少し不思議に思った
あなた
(…笑うんだ、私相手に)







屯所で髪を紙に包んで、髪紐を返す
久堂 清霞
…切って良かったのか?
あなた
「良いよ、私も好んでたけど、あの場で血を流すのも駄目でしょう」
あなた
「動きやすくなったと思えば良い
また伸びるし」
久堂 清霞
そうか…
あなた
「あと、押収物で私が付けられてた首輪はあった?」
久堂 清霞
確かあったと思うが
あなた
「じゃあ貰ってくね
またパーティーで」
久堂 清霞
?、あぁ、また










悲鍟 霜ひしょう そう
___!?、あなたの下の名前!!
その髪___!!
牢の入り口を開けて、手を伸ばす
あなた
「今から貴方は死刑囚ではなく、使用人であり運命共同体、貴方が罪を犯そうとすれば私は死ぬ」
あなた
「この髪を切った意味も無くなる、覚えておけ」
悲鍟 霜ひしょう そう
…僕の為ですか…?
運命共同体になった事も、髪も…
あなた
……
悲鍟 霜ひしょう そう
…!!
非鍟が縛られた両手を伸ばして、私の手を取った
玄関の戸をガラガラと開けると、奥から彩也が出てきた
彩也あや
!!…お嬢様!!
急いで駆け寄ってきて抱きつかれた
彩也あや
良かった…っ!!
良かったぁ…!!
あなた
(…ごめんね)
泣いてる彩也の頭を撫でながら、声が一時的でも出せなくなった事を今更悔やんだ

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