第5話

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2024/06/30 10:47
あなた
入るよ
声をかけ、医務室のドアを開けた。中では悟と硝子が話していた。
あなた
(え、地味に気まずい空気やめて)
なんてことを考えていると硝子が隣においてある椅子を指差した。
座れ、ということだろう。
家入硝子
あなたの下の名前、話って何だ?
そうだよな…
傑がいなくなってから、3人で集まることなんて殆ど無かった。しかも、私が集合をかけたことなんて無かったはずだ。
あなた
私の計画のことだよ
あなた
気が遠くなりそうな、大変な、ね
私はそう言うと笑って話を続ける。
あなた
すべてを話す
あなた
まあ、計画に加担するもしないも2人に任せるよ
あなた
ただ…
今から話すことはすべて事実だということをわかってほしいね
私は自分の計画を2人に話した。
要約すると私が創った術式で記憶を持った状態で過去に戻る、というもの。
あなた
これで大体の話は終わり
あなた
何か質問は?
2人とも黙っていた。
まあ、こんな話されたら固まるよな…
五条悟
本当に、それが可能なのか?
あなた
可能なんだよ
私の術式を使えばね
あなた
私がこれを自体したい理由…
あなた
わかるよね?
家入硝子
そうだな
やりたい理由はわかる
家入硝子
でも…
五条悟
失敗したら?
五条悟
その場合、俺達・・はどうなるんだよ
五条悟
その世界から、またやり直せるのか?
あなた
やり直せるよ
何度でも
間髪入れずに答える。
ここで迷ったら駄目だ。
五条悟
…わかったよ
俺が折れる
五条悟
その計画、手伝わせてくれ
あなたの下の名前がやり直したいように俺もやり直したい
五条悟
あの時に戻って…
五条悟
今度は置いていかれないように
あなた
わかった
硝子はどうする?
家入硝子
…1カートン
あなた
タバコ、止めたんじゃなかったの?
家入硝子
戻るなら意味ないだろ
硝子らしい答えだな。
2人とも、優しいんだよ
なんだかんだ言って。
あなた
ありがとう
私は任務に行くから住所、教えとくよ
五条悟
え、今から術式発動するんじゃないの?
ああ、このことは教えてなかったな
あなた
そういう”縛り“
あなた
そうしなきゃこの術式を成立させられなかったからね…
やむ無く結んだよ
五条悟
ふーん…
なるほどね…
あなた
帳が降りたら連絡する
硝子を連れて来てね
五条悟
わかった
じゃ、
           『また』
そう言うと私は医務室を出た。
もう一度、4人で笑い合えるように願いながら
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6/30
ミスのため修正

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