第45話

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2025/06/07 11:00 更新
おみの誕生日当日、

病室にはメンバーたちが集まっていた。


病院の許可を得て、

簡単な飾りつけとケーキ、小さなギフト。そして、花。


あなたは背中を起こしたベッドによりかかったまま、

細い息をしながらも、

看護師さんにやってもらったらしいきれいに整えた髪と、

薄い化粧が施された顔で、

いつもより少しだけ明るい表情をしていた。



臣が岩ちゃんに呼ばれて病室に入ると、

彼女は微かに口を開いて、かすれる声で言った。

あなた
おたんじょうび、おめでとう……

それだけで、胸がいっぱいになって何も言えなくなる

俺は彼女の手を握り、そっと額をくっつけた

登坂広臣
ありがとう....泣
登坂広臣
生きててくれて....ありがとう泣

小さく、かすかに笑ったあなたの唇が震えていた
あなた
...プレゼント...ハァ、あるんだ...

彼女の手にしっかりと握られていたのは、リボンのかかった小箱

中身をそっと開けると、

彼女が選んでくれたブレスレットが入っていた。

優しい温もりのこもったものだった


周りにいたメンバーのみんなも暖かい表情を向けてくれていた


臣は、涙をこらえながらそれを腕につけた


メンバーたちがそっとケーキを前に出し、

優しく「おめでとう」と言ってくれた


火の灯された小さなロウソクが、薄暗い病室を優しく照らす

俺は手を伸ばし、「ふぅ」と息を吹きかけた


ロウソクの炎がゆらめき、すっと消えた


その瞬間、

小さな達成感と、静かな安堵のようなものが、

彼女の表情に浮かんだ

あなた
…間に合ったね……お祝い…できた……☺️

俺は彼女の手を握ったまま、

大量の涙を流し、何度もうなずいた


そして優しく彼女を抱きしめた

登坂広臣
うん、間に合った。…最高の誕生日だよ。あなた、ありがとう…ありがとう泣

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