第24話

@24
136
2022/06/12 02:12
誰かが僕の名前を呼んでいる


聞き慣れたどこか懐かしい声だ

ころんは後ろを振り返ると目を丸くした
ころん
なんで…
そこには何処か懐かしい5人が並んでいた
ころん
僕が何のために死んだと…
莉犬
知ってる
莉犬がころんの言葉を遮った
莉犬
でも、来ちゃった。ごめんねわがままで
莉犬はどこか悪戯っぽく親が愛おしい子供を見るような優しい笑みを浮かべていた
さとみ
心配させんな馬鹿
ジェル
しゃーない奴やな
るぅと
何も言わないでいくなんてあり得ないですよ
ななもり。
久しぶり。ころちゃん
ああ…懐かしい。きっと最後の別れからそれほど時間は経っていないのだろう。でも、懐かしくて愛おしくてころんの目から涙がこぼれ落ちた。
ころん
本当にさぁ…馬鹿じゃないの
ころん
でも…
ころん
久しぶり
ころんはそう言うとメンバーの元へと駆け出した。
    ころちゃん
お帰り。
    ころん
                                                   ——end——

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