俺、緋八マナは目が覚めると見知らぬ家にいた。
辺りを見渡すと、そばで眠っているOriensのメンバーがいて、これまでの疲れを癒すかのようにぐっすりと寝ていた。
俺はこの家に来るに至るまで一体何をしていたのか?
そんな疑問が頭の中を走り始めた頃、ぬるぬると動きながら佐伯イッテツが起きてきた。
イッテツは自身におかれている状況をあまり理解はできていないながらも、ポケットに入れてあるタバコケースからタバコを取り出してそのまま吸い出した。
ヒーロー、という単語を言ってから気づく。
俺たちはここに来るまでに恐らくヒーロー活動をしていたはずだ
寝起き一発目であの声出せるんバグやろ……
カオス空間になりつつあるので、ひとまず声の話は終わらせてテツの話を聞くことにした。
本をめくってみると、1ページ目に何か書いているということは分かるのだが、内容がモザイクがかっていて読めない。
4人で頭をひねらせて考えてみるも、何も思いつかない。
そんなとき、後ろから「ただいま」という声が聞こえた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!