第13話

「アルチザン」
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2025/08/15 08:56 更新
緋八マナ
う、わ…これは…

あっちの、俺らがヒーローとして生活していた世界は、最後に見た風景と大きく様変わりしていた。
.星導ショウ
……酷いですね

辺り1面焼け焦土と化し、大地を踏みしめる度に感じる、「灰」「灰」「灰」……。
宇佐美リト
なんで、俺らは……


"守れなかったんだ"

そうリトが悲しくつぶやく。
あなた
…俺はもう、ここからはなにもしないよ
あなた
俺は罪人だから…

街を守れなかったのは、俺のせいだし

そう言い放って灰の世界に姿を消していった。
…誰も、止められないまま。
小柳ロウ
なぁ、本部……燃えてたけど…
小柳ロウ
行ってみようよ、みんなで
.星導ショウ
そうですね、手がかりは欲しいです
赤城ウェン
データさえ残ってたらなんとかなりそう!
佐伯イッテツ
なんとかって…ww
もえてたらデータもクソもないだろ?w
叢雲カゲツ
……伊波?

ねえ、とカゲツが俺に声をかけてくる。
叢雲カゲツ
伊波見てない?さっきから居ないんだけど
.星導ショウ
……ほんとだ、

周りはどこも建物が崩れ去って見渡す際の障害となる壁はなにもないのに。
ライの姿はどこにも見えなかった。
緋八マナ
気配も感じへんし…なんか、おかしない?
.星導ショウ
とりあえず、足跡をたどっていきましょう

小柳ロウ
ここだ、本部の情報棟

情報棟は名前の通り情報を集めて見たり、一般の人達に情報の公開を行う棟だ。
人の出入りも多くて真っ先に潰されていると思ってはいたのだが……
赤城ウェン
綺麗に残りすぎじゃない?
宇佐美リト
ん……これ、結界で守られてる
.星導ショウ
本当ですね……

結界に手を添え、誰の魔力かを感知しようと試みる。
.星導ショウ
うーーん…?
わっかんないな……魔力がぼやけて誰のかさっぱりわかんない。
伊波ライ
その結界は…
.星導ショウ
……ライ?
伊波ライ
ウィットネスが貼ってくれたものだよ
伊波ライ
なんで今になってから感知できてるんだろうなぁ……(ポロッ

オレは、ずっと見てたはずなんだけどな……


そう言って涙を流すライの姿に、「アルチザン」の姿が重なって見えた気がした。

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