サマータイムレコード
まろ視点
ザクッザクッ(草むらを歩く)
暑い夏の日に、俺はいつも「ある場所」へ行く
そこはあの日の記憶の中の世界
そう言って俺はふと空を見上げる
昨日も今日も晴天で
俺は1人入道雲を見てた
今日も怠いくらいの快晴だ
俺はこの場所で…昔のように一息ついた
そう呟いて俺は徐に目を閉じて…
おおはらMEN視点
…俺はここに来ていつも思い出す
あの頃の記憶を
…一体誰だろう
…あの日話したあの子は
あの日遊んだあの子達は
それはどうも簡単に
思い出せやしない様で
何に当たったかと思うと、
小さく入り組んだ道の天井だった
そう言っていつも俺は、年を取った現状に浸っていた
ルザク視点
少し壊れた秘密基地を見て、僕はあの時の事を思い出す
大人ぶった作戦で…不思議な合図立てて
そう言ってみんなで立ち向かって、手を取った
おんりー視点
ガラガラガラ(ドアを開ける)
…理不尽なんて当然で
独りぼっち強いられて…
迷った僕は憂鬱になりそうになって…
でも
…一緒に遊んだあの時は楽しかったなぁ
きっと楽しかったあの時は、
俺の心に刻まれてるんだろう
…だって
背高草を分けて進んでは滲む太陽睨んで
そう俺が言った時…君はさ、こう言ったんだ
騒がしさがノックして
生まれたあの感情さえも…
僕が見たあの光景は…
みんなで笑って楽しかったあの時間は
頭に浮かんでは萎んだ
スタ…スタ…
ガサッ
…ここは、俺達4人以外の誰も知らない"秘密基地"
毎日秘密基地に集まって…
「楽しいね」って単純な…
指差した方向には綺麗な飛行機雲があった
そう言っていた…君はどんな顔だっけ
少しずつ思い出せてる気がするのに…
…なぜだろう、

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。