澤村「単なる罰じゃないぞ。個人技で勝負挑んで負ける、自己中な奴がセッターじゃ
“チーム”が勝てないからな」
やっぱり……影山には悪いけど大地さんの考えには同感だな……。
チームプレーを個人技みたいにして、あいつら見たくはなって欲しくない。
澤村「…どうした?別に入部を認めないって言ってる訳じゃない。お前なら他のポジションだって余裕
だろ?」
影山「俺は!!セッターです!!!」
『!?』
澤村「ー勝てばいいだろ。自分一人の力で勝てると思ったから来たんだろ」
影山「ーー……。」
澤村「試合は土曜の午前。いいな。」
菅原・あなた「……。」
ガラガラガラ
あ、圧倒されて何も言えなかった……
菅原「いいのか?田中入れて。戦力になるだろ」
『力のある第三者が居る方と、影山と翔陽の連係のできていない部分がはっきりしてくるんだと思いま
す。』
澤村「あぁ、繋ぎが命のバレーボールでバラバラなチームは弱い。ましてまだまだ力不足の日向を抱えて
個人主義は致命的だ。」
菅原「なんかさー、あいつらにキツイんじゃねー?大地」
田中「確かにいつもより厳しいっスね大地さん」
『そうなんですか?』
菅原「そーそー。何か特別な理由でもあんの?」
澤村「あなたは、見ていなかったかもしれないが、お前らは去年のあいつらの試合みたろ。」
その頃はちょうど全中終わったぐらいで、他のスポーツ見る余裕なかったな
澤村「影山は中学生としてズバ抜けた実力を持ってた筈なのに、いまいち結果は残せていない。
そんであの個人主義は中学のリピートだ、チームの足を引っ張りかねない。 」
『団体戦で、1人でも個人主義がいるとチームは全部壊れて行きますもんね……。』
澤村「? でも、中学と違うのは、今影山と同じチームに日向が居る。類い稀なスピードと反射神経を
もってて、加えてあのバネだ。でも中学では満足なトスを上げられるセッターに恵まれなかった」
勿体ない。良いセッターに出会えてたら才能が早くに開花してたかも……
でも、それであいつらみたいになってしまったら、あぁーもうっ最近あいつらばっかり頭に出てくる
澤村「対して影山は高い技術を持ったセッターで、自分のトスを打てる速いスパイカーを求めてる。」
田中「日向??まぁ、確かに運動神経のカタマリって感じですけど……」
澤村「うん。実力はまだまだだよなでも、あいつら単体じゃあ不完全だけど才能を合わせたらー」
なるほど!!!
澤村・あなた「連携攻撃が使えたら!」『ですか?』
澤村「その通り。連携攻撃が使えたら、烏野は爆発的に進化する。そう思わないか?」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。