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第18話

14.
140
2025/08/23 08:26 更新
まさかマサイが能力を開花させるなんて、思ってもいなかった。
ンダホ
マサイやめて!!
言ってしまえば殺戮機となっていたマサイを、止めるため。
意識が遠のいていく、鎮静剤を打ち込んだ。
ンダホ
ごめんね…。
どうして、って顔をするマサイ。わかる、その気持ちは十分わかるんだ。
だって、目の前には、探し求めてたあいつがいるから。
ンダホ
おいシルク!!!
ンダホ
そこにいんだろわかってるんだよ!!
翼が生えている。
天使のように美しく、血を体に纏う姿。
側から見たらただの怪物かもしれないが。俺らにはわかるから。
ンダホ
シルク!!
君と、君と一緒に隣に並んで。
ンダホ
…一緒にモトキを探すだけなんだ…なあシルク!!
お前が必要だ。俺らには。
お前がいないと、俺らは。…終いにはいつか壊れていくから。
ンダホ
シルクなんだろ、もう一人で抱え込むなよ!!
シルク(天使)
っ…
ンダホ
っ!!!
シルクが、こちらを振り向いた、その表情。
一瞬だけみせた表情から感じるのは、「感謝」。
ンダホ
なんだよ…何か感謝だよ…なんもしてねぇよ救ってねぇよっ…!!
また進んでいこうとするその首元に、鎮静剤の入った武器を合わせる。
お願いだ、これだけで、済んでくれっ…
シルク(天使)
っ…吸収(ブラックホール)。
ンダホ
はっ…
首元へ刺さるはずだったその弾は、急に現れた黒の霧に吸い込まれた。
シルクの手が、俺の方を指さすと、
ンダホ
…!?痛っ…
首には、シルクに打ったはずの鎮静剤の弾が刺さっている。
ンダホ
う…、そ…
薄れていく意識の中。
シルク(天使)
ダホ…お前らの知ってるシルクは、もういないよ、
シルク(天使)
…なっ、これでわかったろ、人間じゃないんだよ!(ニコッ)
ンダホ
…!!
シルクは、俺に微笑んだ。優しく、俺の目を見て。
もう関わるな、という優しい拒絶。
俺らを守りたいと思ってんのか、そう言ってるだけだろ。
ンダホ
し、るく…ま…
シルク(天使)
大好きだよ、お前らのこと、ずっと。
「モトキは俺が取り戻すから。」シルクがそう言った後、
俺の意識はブラックアウトした。

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