(※久々なので設定が前と変わっているかもしれません。ご了承ください。)
人影が見えた。
ただの影の形だから、あいつが人間なのかすらわからない。
けど、なんとなく感じた。
翼も生えていて、人間離れした影だけど。
…シルクに似てる。
影が遠ざかっていく。
地面にべったりとくっついていた足がようやっと動き出してくれた。
さっきまで影がいた場所には肉片が落っこっていた。
嗅ぎ慣れた匂いだ。鼻につん、とくる好きではない匂い。
耳障りなノイズがずっと耳に響いてうるさい。
黙れよ。お前らなんてどうでもいいんだよ。とっとと死んでくれ。
いつのまにか短機関銃は俺の手から飛んでいって。
うざったらしいそいつらの顔をぶん殴った。
確かに、殴った。
瞬きをした一瞬の間で、そいつの顔面は凍っていた。
俺の右手をさわれば、冷たくて、とても硬かった。
…そうか、この研究所に来て、俺はシルクと一緒になったんだ。
右手で頭を掴んで、力を込めれば一瞬で凍って頭が弾けた。
一瞬で死ねるんだぜ?…よかったじゃん、な。
ダホの声が耳に入った瞬間、首にちくっと痛みを感じた。
そこをさわれば、針のようなもの。
急に視界が霞む。
俺が最後に見たのは、泣きそうな顔で俺を見つめる、ダホの顔。
大丈夫、私はまだ生きてます!!ちょびちょび投稿していきます…。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!