ー 緑谷 出久 said 幼少期 ー
あの頃はずっと夢見てたんだ
“僕もオールマイトみたいなヒーローになれる”って
そして、彼女のヒーローになるって
オールマイト、それはヒーローになりたい人にとっては誰だって憧れる人物だ
僕も、あなたの下の名前も憧れてた
なのに
いつも笑ってる彼女は泣きそうな顔でそう言った
そう、僕達は個性なんてでなかった
無個性だったんだ
僕は何も言えなかった
だって僕も“無個性”だったから
あぁ、君はいつだって僕の味方をしてくれた
今だって泣きそうな声で僕を励ましてくれた
なのに僕は…
君だけのヒーローになりたかったのに
愛する君を慰める事も、励ますことも
何も出来ない
ただの“無力”に過ぎないんだ













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。