畳の上に落ちた8枚の花弁を見て、
あの日畳の上にあった桜を思い出した
ミサゴの鳴き声を模した長烈の声に
この良い子達にバレないように耳を傾けた
そう言ってすぐに医務室から退出した
ため息混じりにそう言うと、
周りにいる私の部下が身体を強ばらせた
やっとだ
やっとこの悲願を叶えられる
少し離れたところで走り回ってる子たちを見て、
母親であるタエ子に何百回目の謝罪をした
あなたが死んでからひと月の間、
タエ子は地下牢に閉じ込められた
あなたに毒を盛った疑いがあったからだ
毒草の入手経路を辿るのに、
かなりの時間がかかった
この都合のいい夢を見るのも、
もう何回目だろうか


ごめんね

お前と同じところへは逝けないよ
うわあああああああ!!
化け物! 化け物!!
逃げろ! なんでこんな!!
助けて!
刀を向けて、自分が出せる最大の殺気を放った
でも安心してよ
お前を苦しめた奴ら全員
奈落に引きずり落としてやるから













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!