第133話

一緒に生きよう…!(🗡️)
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2026/07/18 11:31 更新














俺はため息をついた後、すだち丸で蒼威君への攻撃に移った。






頑張れって声をかけたけど…やっぱりダメか。
多分、蒼威が根性なしという訳ではなく、東来家の血筋が濃いのだろう。
蒼威は東来家の中でも「鋭勘」がトップレベルに強い。それほど血が濃いということだろう。
その東来家の血に、蒼威は勝てなかった…。





東来 蒼威
東来 蒼威
はぁ…はぁ…あ、アハハッ!
今西 紅廻
今西 紅廻
……
俺に押されている時でも蒼威君は笑うのか。
…もうよくわかんないや。
俺は一体、どうすればいいのだろうか?





…よくわからないけど、とにかく蒼威君が許せない。
蒼威を飲み込んだ東来家次男・蒼威君が許せない。










だから…
















俺は遠慮せずにすだち丸を振る。











まあ東来家は強いからね
でもすぐに攻撃に戻る。負けずに蒼威君も刀を振る。


俺は素早くすだち丸を振り続ける。蒼威君も対抗して刀を振り続ける。



ガキガキンッという金属同士がぶつかり合う音が何度も何度も響く。













仕事で聞き飽きた音が何度も何度も聞こえる。
でも、俺は君にすだち丸を振り続けるよ。
だって、蒼威はずっと辛い状態でいるんだから。




でも…













もしかしたら蒼威はもう、、東来家に飲み込まれて戻ってこないのかもしれない…。







東来 蒼威
東来 蒼威
アハハハハッ!
今西 紅廻
今西 紅廻
おっと!
考え事をしながらやっていると隙が生まれてしまう。
その隙を蒼威君は見逃さず、俺に向かって刀を大きく振った。
俺は反射で避けたが、右頬を掠っちゃった。血が垂れてきた。
…やっぱり、蒼威君は強いや。




そう思った瞬間、、蒼威君の顔が一瞬…本当に一瞬だけ、、








歪んだ気がした。



今西 紅廻
今西 紅廻
…!
間違いない、今の顔…蒼威だ。
たまに蒼威が嫌そうな顔をする時の顔の歪め方が似ている。闘った時のアオイ君も歪めていたが、それとは微妙に違う。

だから今の顔は蒼威君じゃない、蒼威だ。



他の人にとっては何が違うのかわからないと思う。霞羅家の「極眼」のように、人より何倍も目が良くないとわからないんじゃないかな。
でも俺にはわかる。蒼威と、蒼威君と、アオイ君の違いが。










…良かった、蒼威はまだ生きている。蒼威君に完全に飲み込まれてなんかいない。
まだ、蒼威は助けられる。



今西 紅廻
今西 紅廻
…良かった!良かったよ、蒼威!
俺は笑顔でそう言った。
攻撃されたにも関わらず、笑っている今西紅廻…その光景に驚いた蒼威君は動きが若干鈍くなった。
…やっぱり、俺のこと全くわかってないじゃん。蒼威君はさ。
蒼威は俺のことよくわかってるから。こんな俺に驚いたりしないよ?




東来 蒼威
東来 蒼威
…お前、変な奴だな
今西 紅廻
今西 紅廻
おおぅ、蒼威君が暴言を…
東来 蒼威
東来 蒼威
そんな奴、初めて見た。攻撃されて笑う奴なんておかしいだろ
今西 紅廻
今西 紅廻
あはは〜、蒼威君はそうだよね。でも、蒼威は違うよ?
東来 蒼威
東来 蒼威
…俺も蒼威だ
今西 紅廻
今西 紅廻
違うよ、俺にとっての大切な友達は蒼威だけ。君みたいな東来家次男は友達じゃないよ、蒼威君
東来 蒼威
東来 蒼威
…!
今西 紅廻
今西 紅廻
だからさ…大人しく引っ込んで?蒼威君(ニコッ
東来 蒼威
東来 蒼威
ゾワッ
俺が笑顔でそう言うと、蒼威君がゾワッと震え上がっていた。やっぱ俺に慣れていないと怖いんだね。
俺はそんな蒼威君の隙をついて、蒼威君に向かってすだち丸を突き出した。
蒼威君も反射で動いて避けようとしているみたいだけど…逃がさないから。



俺は何も言わず、そのまますだち丸で蒼威の身体の古傷を突いた。
…ごめんね、蒼威の身体をまた傷つけて。
でも、、きっと蒼威なら許してくれるから。
俺はそのままグッと力を入れた。大丈夫、ちゃんと安全なところを狙って突いたから。









さあ、蒼威君…耐えられるかな?
今西 紅廻
今西 紅廻
蒼威には教えたけど…蒼威君は知らないもんね?
東来 蒼威
東来 蒼威
な、何をする気だ…
今西 紅廻
今西 紅廻
ニコッ
俺が笑うと…そのタイミングで蒼威君はビクンッと身体が拒絶反応を起こしたように動いた。
すだち丸の特徴…刺すと電流が流れる。
今西 紅廻
今西 紅廻
さぁ、これで蒼威君は動かない
蒼威君は気を失って倒れた。

蒼威…これで戻ってこれるよ。











さあ、蒼威…













戻ってきて、、俺と一緒に生きよう…!















俺は蒼威の身体を抱き上げ、ギュッと強く抱きしめた____。

















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