第11話

消えてしまった少年
217
2025/01/23 08:04 更新
# rd
 は、 え … ? 



 辺りを探し回っても姿形ない

 まるで元から居なかったかのように




 でも確かに座って喋っていた

# rd
 … 
# pkt
 俺のこと、 助けてくれませんか 



 少年はそう言っていた

 何か裏がある
 こういうときの勘は外れたことがない



 きょーさんと初めて会った時も
 みどりくんが行方不明になった時も
 コンちゃんを助けた時も
 レウさんが連れ去られた時も

 
 その時と同じような感じがする

# rd
 ッ … 



 しかし手がかりが全くない

 … そして今日初めてあった少年だ
 そもそもここに来た用事は少年を助けることじゃない



 しかしこのままでは目覚めが悪い

# rd
 … なんかやること増えたぁ () 



 頑張れ自分

# pkt
 っあ … 



 魔力切れを起こしてしまった

# pkt
 … 



 変な人に会った
 知り合いでもないましてや初めて会ったのに
 助けてくれた青髪のニット帽の人




 本来はこの屋敷からは出られないが
 能力を使って分身的なもので
 買い物に出かけていた時の事だった


 ヒーロス子爵、 というかまぁあの豚は
 ろくに食事を出してくれない

 1日1食は当たり前
 なんなら出してもらえない日もあった
 
 だからたまにひっそりと街に出て
 いろいろなものを盗む



 何時もは成功するのに今日は体力的にも精神的にも
 限界が来ていた

 
 あのおばさんの手を避けることは
 何時もだったら・・・・・苦でもない
 しかし今日は何故か諦めてしまった

 「 このまま、 殺してくれないかな 」

 そう思った瞬間だった

 何故かおばさんの手がゆっくりに見えた

 「 あ、 これが走馬灯かぁ 」

 そんな事を呑気に考えていたときだった




 ___ あの人が、 来た



 彼はおばさんを説得させて俺の代わりに
 買ってくれた

 おばさんに知り合い ? みたいな事を聞かれて
 あはは … と笑って誤魔化していた
 違いますッていえば良かったのに 

 そして俺の手を引いて店を出て
 少し歩いたところにあるニテス公園に着くと
 俺が盗もうとしたのは林檎と缶詰を渡してきた




 最初は見返りかなんかを望んでいるのかと思い
 聞いたが正論で返された

 理由を聞いても 「 わかんない 」 の一点張り


 … 根っからの優男なんだろうな

# pkt
 そういえば、 名前 … 



 名前も聞けなかった
 お礼もできなかった

 本当ならもう会えないだろう
 しかし少しばかり高望みしてしまう

# pkt
 あ − あ … 


 自分の部屋がわりに与えられた物置の中の
 ベット代わりのうっすい布の上に寝転がる

# pkt
 拾われるなら、 あの人が良かった 



 俺はもともと捨て子
 それを俺の能力を見越して拾ったヒーロス子爵

 … そう、 俺は
 俺の仕事は、 ヒーロス子爵の計画を考え、 遂行する

 いわば頭脳代わり

 そしてヒーロス子爵の計画とは































      __ 国家転覆
















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