第15話

その色の意味は
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2025/04/13 01:34 更新
「え、ええー……」



つい、声が出てしまう。




ドストエフスキーにピアスを開けられて、つけられて、解放されて、逃げるように部屋に戻ってきた。のが、今までの流れ。



怒涛の展開に頭が追いついていない。




とりあえず、そのつけられたピアスを見てみようと鏡を覗き込んだ。



てっきり、本当にシンプルな銀色のピアスだと勝手に思っていたのだが、目に入ってきたのは紫色の、まるで宝石のようなピアスだった。





残念ながら私はこういうのに疎く、これが本当に宝石なのか、だとしたらなんの宝石なのか、まったく分からないが、とにかく高そうではある。



しかも、だ。




いろいろ緊張していて、焦っていて、あまり覚えてはいないが、ドストエフスキーの目の色はちょうどこのピアスのようではなかったか。



少しだけくすんでいる、ワインみたいな紫色。




……いやいや、まさかね、と、自分に言い聞かせる。





よく知りもしない女に、そんなことするだろうか。いや、しない。……はず。


きっと適当に選んだだけだ。




なんだか面倒くさくなってきて、ぱっと思考を放棄して考えることをやめた。



すごく、疲れた。



唯一の救いであるシグマさんは、あのあと緊急の仕事が入ったとかで帰ってしまった。

やはり忙しいのだろうし、仕方ないのだけれど、いてほしかったというのが本音だ。




「はあ……」



無意識に出たため息は、誰に届くわけでも、今のこの状況を変えてくれるわけでもなく消えていった。




ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ顔がいいから、それも悔しいことに私のタイプだからと言って、勝手に人の耳に穴を開ける男がどこにいるんだ。



そしてそんな男たちに着いてきちゃった女が確かにいるんだから、もうもはや笑えてくる。




私はどうなっちゃうのかなぁ、なんて考えながら、耳を触る。


少し冷たいピアスと、まだ微かに残っているちょっとした痛みが伝わってくる。





正直、そこまで不快に感じなかったその感覚に、また苦笑しながらもう一回寝ちゃおう、と私はベットに寝転んだ。
































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ちょっとお久しぶりです。



新学期スタート&他の作品を書いている で、なかなか更新できず…です…すみません…!!!!!!
そして短めでそれもごめんなさい。
とりあえず更新したい!という気持ちが強く…!!!



ゆっくりではありますが更新はするので、よければ引き続き読んでやってください。

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