クロが犬岡の頭を叩く。
色々あったけど,私たちは何とか付き合うことができた。
一回死にそうになった時あったけどね。まぁ知らない人が助けてくれたからいっか!
この関係になってから,クロは前より断然ベッタリになった気がする。
夜久も「潔く諦めた」ってクロに言っていたし、もう吹っ切れたのだろう。
私の肩には重い腕が乗っかっていて,多分これが続けば肩こりになる。
『付き合ってんだから』。
その言葉が嬉しくて。
皆の前であることも忘れ,私はクロに抱きついた。
黒尾 side
『デート』という言葉だけで照れるあなたが可愛すぎる。
いっつもガサツだし口悪いしちょっと乱暴だけど。
本当は弱くて意地っ張りで優しい。
教室でこんなこと言ったら,すぐ怒られる。
でも俺は気にしない。
あなたが俺のものだって皆に主張したい。
そうやってあなたは俺の腕を掴んで歩き出す。
外に出たら,さりげなく彼女は恋人繋ぎをする。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!