起立、礼。さようなら。
私はあなた。
最近ギャグマンガ日和にハマった中学1年生だ。
勉強しないと先生に怒られるし、下校中に本屋に行くことにした。
近所の中でも結構大きい本屋に来た。
いくつかワークブックの中をペラペラとめくっていく。
そんなことを思いながら立ち止まる。
文字ばっかりってわけでもないし、ページ数もそこまで多くない。
独り言をいいながらワークブックを買って店を出た。
‹ 家 ›
袋の中からガサゴソとワークブックを出す。
ペラペラ……
なんか最後のページに宇宙みたいなのがあった。
なにこれ?時空の歪み?触ったら異世界行くとか?
なぞの宇宙みたいなのは、紙の中でぐるぐると渦を巻いている。
好奇心が勝ってしまった私は
少しだけ、指の先だけ触ってみようと思いたった。
それは私を引き込むかのように、キラキラ輝いていた。
そっと指を近づけてみる。
指をつけた瞬間それに体を包まれていく。
私はそれに包まれたまま意識がなくなった。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!