ねぇ、誰か、誰か助けてよ、助けてよ
夏休みの8月
最近何もかもがどうでも良くなってきた
私って生きてる必要ある?どうせ大人になんてなれないんだし、生まれてきても意味なかったよね
神様はどうして私を見失ったのかな
私、前世で何かしたかな
でもごめんなさい私、前世のことはおぼえてないの
だから?だからこんなにいましめてるの?私は前世で悪いことをしたって寿命を持って償えって
最近私はみんなから避けられてる.良太くんにも、和音にも、涼にも
「あなたの寿命は・・・!あと、半年とちょっとでしょう・・」
「知ってたんです?」
「ならなぜこんな占いを?」
「待ちなさい」
「あなた、死のうとしてますね?」
やっぱりわかるんだ、見抜かれてたんだ最初から
「これからは1人で抱え込まず、大切な人達を頼ると良いでしょう.少しでも、気が紛れるかもしれません」
あの占い師さんの言っていたこととは真逆に、私は3人から避けられてる
誰か、誰か助けてよ私を
助けて 誰か・・・
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。