第34話

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2022/08/21 11:23
牛島 若利
「俺が守る。」


最初は冗談だと思っていた。
何を少女漫画みたいな事言ってるんだろう。


でも彼の目は真っ直ぐ私を見ていた。
その正直な、純粋な目に。“頼っても良いのかな”そう思ってしまった。



────
全てはこれが始まりだ。
私が何かされていたら彼は直ぐに駆け付けた。

牛島 若利
あなた。何された
あなた
ん。ちょっともの取られただけだよ。
牛島 若利
取り返してくる。それと今日は一緒に帰ろう。
あなた
え、いいよ大丈夫だから
あなた
あ、もう居ない…


でも彼は私を助ける度に、



周りとの関わりが無くなっているような感じがした。
だから私はこう言った。


あなた
もう関わらないで。

それから中学で離れ離れになり。彼の存在を忘れた。

いや。思い出さない事にした。
だが、彼はバレーでだんだん有名になり、耳に入れたくなくても入ってきた。

モブ
ねー牛島若利って人知ってるー?
モブ
知ってる知ってる!なんか2個上ぐらいですごい有名な人だよね!


彼の名前を聞く度に会いたい気持ちが溢れ出すようになった。




そしてまた失敗。この学校でも虐められ、私は転校することになった。

あなた
“会えるかな”


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主です
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約1ヶ月程、お休みしてしまって申し訳ありません🙇🏻‍♀️
主です
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これからも少し低浮上気味になると思います。少しでも時間が作れるよう、努力します🙇🏻‍♀️❕

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