爆豪side
俺はあなたを背中に乗せあいつらの元に戻った。
切島 「お!爆豪と…………あなた?!」
麗日 「え、、、あなたちゃんどうしたの?」
雨を降らしたって事は言わない方が良いよな。
爆豪 「火事の事安心したのか倒れた。」
上鳴 「マジかよ!? いきなりどっか行くから心配したんだぜ?!」
芦戸 「で、今、あなたちゃん大丈夫なの?」
爆豪 「あぁ。意識はあるから。」
葉隠 「良かったぁぁぁぁぁぁ!」
皆、安心してまた話し始める。
爆豪 「ちょ、俺先帰るわ。こいつ寝かせるから。」
瀬呂 「おぉ!」
上鳴 「あなたちゃんに手、出すなよ!!」
麗日 「そやで!爆豪君!私達のあなたちゃんに!」
いらねぇ、あいつら。。。。
爆豪 「出さねぇわ!丸顔!」
俺は、あいつらと別れて先に寮に帰った。
あなたside
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??「ねぇねぇ!おばあちゃん!」
祖母 「なあに?あなたちゃん。」
あなた 「おばあちゃん、大好き!!」
ギュ
祖母 「あら‼おばあちゃんもあなたちゃんの事大好きだよ。」
あなた 「うん!ずっと一緒ね!」
祖母 「……………ずっとね!」
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あなた 「おばあちゃん……?やめて…逝かないで…………。」
祖母 「ごめんね。あなたちゃん。おばあちゃんそろそろお母さん達の所行かないと…。」
あなた 「私もおばあちゃんと……!」
祖母 「あなたちゃんは駄目!もっと生きなさい。空の上からずっと見てるからね…。 あ…あと1つ……言いたい事が………ゴホッゴホッ…」
あなた 「おばあちゃん………!!」
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爆豪 「…………い、おい!大丈夫か?!」
あなた 「あれ……かっちゃん?どうして…」
爆豪 「お前うなされてたぞ…。どんな夢見た……………」
あぁ………そうだ。私、おばあちゃんの夢見てたんだ………。
あなた 「おばあちゃんの夢…………」
爆豪「……………。」
あなた 「あ、ごめんね…。こんな話…。そりゃ答えれないよね…。」
爆豪 「……んな。」
あなた 「え?」
爆豪 「………俺の前では我慢すんな。」
爆豪 「泣きたい時は泣けや。」
もうッ…そんな事言われたらさ…………
あなた 「ッ…………ア」
泣くに決まってる……………!
あなた 「ウァァァ…ウッン……………ウウァ!!!!」
かっちゃんは、静かに私を慰めてくれた。
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爆豪 「落ち着いたか?」
あなた 「うん。ありがとね。っていうか…なんで私おんぶされてるの?」
爆豪 「お前が火事の現場の周りで倒れてたから。覚えてねぇ?」
そういえば………忘れてた。………あ!
あなた 「住民の人たちは?!大丈夫だった?!」
爆豪 「全員大丈夫だ。………………あなた、あとで荷物部屋に置きに行ったらお前の部屋行く。聞きたいことあるから。」
雨の事かな……………。いやそうだろう。
かっちゃんには言おうかな。
でも、今はそういう気分じゃない……。
あなた 「………うん。後でね。」
やば……ウトウトしてきた………。
爆豪 「着くまで寝とけ。」
あなた 「うん。ありがと…」
私は、かっちゃんを抱きしめてる力を強くした。
あなた 「…………ンッかっちゃん………」
爆豪 「……………こっちの気も知らねぇで//……バカあなた………」
自分が寝言でこんな事をいってることも知らずに…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。